表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
284/1568

193

  仮面の奴らに案内させたら、案外あっさりとその屋敷まで来ることが出来た。いや、てかびっくりなんだけど……かなりの高さの場所にでかい建物がバンバン建ってる。てかこれ、確実に中央に来るまでに見えないとおかしいと思う。だって既に壁よりも高いぞ。


 しかもかなり横に広がってるんだよね。このなんとかいうか、上級エリアとも言える場所は。でっかい門があって、そこから先に入ると、一気に景色が変わった。


 門の先はいままでずっと登る様になっててすごく複雑な道とは違って、丸く広がってた。そしてまるで公園の様になってて、緑や水まで……そしてその周りに城みたいな物が一杯建ってた。なんかここか空の上だとおもえない様な光景だ。そしてここから更に上にいる道は一本あって、その途中途中にもひときわ大きな城がある。そして一番先に王城と思われる荘厳なのが見える。見えるのは門だけだ。協会もあの中にあるらしい。


 おいおい、王城と同じ位置って……力関係同等ってことじゃん。だってこの中央は明らかに高いところに権力者がいる。それは建物の大きさから見て間違いない。

 一番高い所に王がいるのは当然だろう。でもそこに協会もあるって……もうドロドロとしてるとしか思えない。実際ドロドロなんだけど……


 そして俺達がたどり着いたペニーニャイアン邸はというと、王城から下から三番目くらいのかなりのでかい城がそれだった。ちなみにローワイヤさんが以前住んでのはこの場所では下の方の広場と同じ位置の城だそうだ。そうなると、かなりの差がある。元々トカゲの尻尾きりにするつもりでローワイヤさんと親交を結んでた? 邪推だけど、そんな見方も出来る。


「やめておけ、貴様がいくら強くても、神の力の一部を宿すあの方には勝てはしない。後悔するぞ」

「本音は?」

「お願いだから逃してください! このままでは殺される!」

「太陽へと至るんだから本望なんじゃないのか?」


 そんな事言ってなかったっけこいつら。だから死ぬことなんか怖くないとかなんとか。それは誉とかさ。


「あの方の機嫌を損ねたら、太陽への道が閉ざさるれのだ。我らは太陽へとは至れない」


 なるほどね。確かに神託の巫女なんて呼ばれてる人なんだもんな。ローワイヤさんも何だけど……まあなんか階級があるのかもしれない。とりあえずペニーニャイアンはローワイヤさんよりもすごい人で太陽へと至る道にまで鑑賞できる……と思われてる。


 けどコイツラの事を利用するんだから、その意見は却下だ。大きな門のそばにある小屋みたいなのに、人がいるんでその人に俺達は話しかける。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ