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 私は一つの案としてこの牢に張り付いてるスライムをドローン達によって吸い込んでしまう……という案も考えてた。たしかになんでも食べるドローンではあるけど、無機質なドローンならその体積を吸い出すのには障害はない。問題はその容量問題だ。


 ドローンはなるべく簡素で軽く設計してある。それはそっちの方がエネルギーを極力使わないからだ。省エネルギーってのもこの標準的なドローンの利点だ。円筒形の体は50センチくらいで、頭のプロペラは折りたたみ式の40センチくらいの4枚羽根。つまりはこのスライムをおさめられる容量は円筒形の武分にしかない。

 しかもそこもぜんぶ使えるわけはない。てか既に結構ギュウギュウだし? 一応サンプルを確保するためのわずかな容量は確保してある。でもそれは50センチの円筒形の部分のほんの5センチ程度ある。だってね。G-01は優秀なのだ。だからそんな大きな容量は必要なかった。G-01の性能があれば、ちょっとのサンプルで全てを解剖できる……それだけの性能があったからね。

 それはとても頼り甲斐があるものだった。でも……こういうマンパワーが必要な時には困ることになる。まあそんな時は数で対抗する……なんとかするってのがこの標準的なドローンの運用方法だ。だから設計を見直す? なんてことはない。それに……やっぱりスライムがいなくなると目立つからね。大量のドローンが並んでたらそれも目立つし……そうなるともちろんだけどこの泉の民たちも気づくだろう。

 だからやっぱりスライムの生態を調べてわかったこの特性を使うべき。スライムは大食感で食べたものを吐き出す……なんてことはそうそうない。でも……ある反応が体内で起きるとどんなスライムでも吐き出すらしい。

 その反応とはなにか? 大抵の事はそのぶよぶよの体でどうにかできてしまうから、スライムは食べた物を吐き出すなんてしない。でも、その反応が起きた時は別だ。それは硬質化だ。体内の水分を奪うような反応と言った方が正確かもしれない。


 人間の体は成人男性なら60%くらいが水分とかいわれてるらしい。そんな風には思えないが、人間だって体の半分は水分で出来てる。普通に地上でいきてる人間でそれである。ならばこの泉にいる生物たちはもっと水分濃度が高い可能性はある。

 そして当のスライムである。スライムはその体の99%が水分である。だからこそその水分がなくなることにはとても危機感があるんだろう。体から水分がなくなるとすぐにカピカピになるんじゃないだろうか? まあここは泉の中だ。外から水分不足にする……というのは難しい。ならばどうするか?

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