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とりあえずどうやったらこの牢からリファーちゃんたちを助け出せるか? を考える。この牢の建物全体にまとわりついてるぶよぶよ、それを解析したら、どうやらあれはただの物体というか? 生命体みたいだ。巷でいうスライムだね。水に適性をもったスライムみたいだ。
スライムならコアがあるんじゃない? と私はおもった。前世の知識というやつだ。チートきたか? とか思ったけど、コアらしいものはみえない。てかエネルギーはスライムの隅々までまんべんなく広がってるからね。
コアがあるとしたらきっとコアに力が集まってるよね? 全身にエネルギーをいきわたらせるとしても、まずはコアに集めてってことになるから、こうやって外から見たときに、一番光り輝くのはコアとなる……はずだ。でもそんなことはなかった。
「コアとかないのか……スライムの情報は……」
私はG-01のデータベースにアクセスするための検索窓を出した。そしてそこにスライムと視線だけで打ち込むと……ズラーと数百なんかじゃ全く足りない数が出てきた。数万? 数千万? いやいやもっともっと? ちょっとスライムだけで種類多すぎじゃないかな? でも仕方ないか。だってG-01のデータベースに入ってる種って一つの世界でとどまってないからね。
いくつもの世界のスライムが出てるはずである。そうなると……これだけの数になるのもなっとくだろう。でもこれでは困る。だから絞り込む? 検索窓になんと打ち込めばいいかわかんない。だからまずは端っこの方にドローンを近づけて検体を採取することにした。どうやら外側にこのスライムは攻撃をしてくる……なんてことはないらしい。まあそれよりも前にこの泉の街を守るための結界というか? 泡があったわけだけど、それは解析して通り抜けることができるように事前に準備してた。
本当はそんな簡単ではないよ。リファーちゃんたちも気絶してるときに、この町の軍によって運び込まれてたからね。その時にも何かやってた。その時の状況をつぶさに録画しておいて、いろいろと解析してひそかにカギを作ることに成功したのだ。
こんなことをしたってばれたらそれこそ追われるほどの大罪ではなかろうか? まあばれることはきっとないから大丈夫。
ドローンに泡を通り抜けさせて監獄のエリアにいき、スライムの端っこをブスッとさす。そしてチューチューと吸ってスライムの検体を採取して、それを精密スキャンして検索にかける! これでこの膨大なデータの中からどれに近いスライムなのか、いやそれこそドンピシャでこのスライムの情報が出てくるかもしれない。
だってこれだけのスライムの種類があるんだからね。




