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「ポニ子おそ!?」


 私が逃げていくポニ子達をみて思ったのかそれだった。よく考えたら、ポニ子が走った姿とかみたことなかった。そもそもあいつ私や勇者とか魔王の側に突如として現れるからね。走る……なんて事、しなくてもいいんだもん。でも今は走らなくてはいけない。だから走ってる。でもそもそもポニ子は足が短い……というか胴が長くて手足が短い。だから考えて見れば、はなるの遅いのは当たり前だった。


 ヤバいな、このままでは簡単に追いつかれる。しょうが無いからちょっと妨害しておこう。そう思って私はG-01の頭部から弾丸を射出する。それに驚く変な集団。別段これで殺してしまえるが……一応こいつらの事知りたいからね。数人位の怪我で勘弁しておこう。子供と大人ではハンデが必要だろう。


「ぐあ!」

「まさか神の加護が!!」


 そんな事をいって先頭を走ってた奴が血を吹き出した。まあ体に穴が空いたんだから当然だろう。


「ちっ、拘束を強めろ!! 残りの者は子供を追え!!」


 私の周りに残ってた四人が何やら息を切らしなから頑張ってる。まあ私には頑張ってくれてる実感はないんだけどね。だって全然別に拘束されてないし。一応そういうフリをしてるだけである。とりあえずポニ子の存在を追っ手みる。


『不便だから自立型のカメラが欲しいわね」

『マスターがG-01の機能を使えるようになれば、そういう存在を生み出すことも出来るでしょう』

「私のせいって事?」

『そうは言ってません。勉強不足だとは思いますが』


 こいつ、下手に出たようなこと行って批判してんじゃん。いや、頑張ってるよ。でも今は存在が変わった勇者と魔王の事を調べるのが大変なんだよ。でもあいつらの存在がそう言う事を出来るって事を示唆はしてるよね。でも今は無理……間に合わない。なのでしょうが無いからポニ子の存在を追うことしか……


「ん? そういえばあの子、特殊な力が宿ってたよね?」

『そうですね』

「なら、感じれる?」

『やってみれば良いでしょう』


 AIもそういってるし、やってみるか。はっきり言ってポニ子だけの存在を追っても、不十分だろう。子供達全員は無理だけど、あの子ネナンちゃんは特殊な力を内包した。なら、私でもその存在を感じれる筈。レーダーに映せるようになったらきっと便利だよね。と言うことで集中だ。集中、集中――


「むむむむ」


 ――私はカッ! と目を見開いた!!

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