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私は世界をまたいで視線を向ける。そして捉えるのは神……そうウサギな彼女の世界の神だ。あの目玉がいっぱいあって、デカいわりに体には細い。長い手足はガリガリなやつだ。
あの世界から、ウサギは消えた。でも彼女の家族はまだいたわけで……流石にこれで終わり……とはさせれないだろう。だって私も見ちゃったしね。彼女が家族を大切にしてるのはよくわかった。勇者もアイも無暗やたらに二足歩行のウサギを殺さなかったのが、どうやらウサギな彼女との和解に繋がったみたい?
もしも一体でもぶっ殺してたら……ここに彼女がいる今……はなかったかもしれない。ウサギな彼女は一緒に来てくれたけど、いつまでもいるってわけにもいかないだろう。まあこっちとしては、サンクチュアリをくれたらそれでいいんだけど……でもここまでかかわったのだ。それに相手は神……このままだとあの神がやけくそで現地に残ってる他のウサギな家族達を皆殺しにする……とかあるかもじゃん。それはやめてもらいたい。
とうやらウサギな彼女的にはあいつの狙いは自分だから、自分さえいなくなれば、あの神も大人しくなる……という予測を立ててたみたいだけど……実際あの神かなり狂暴というか? なんか何回かあったことある神よりももっと野性的というか? 荒々しいといか? いうなれば荒神みたいな……そっちに寄ってる感じなんだよね。
だから腹いせとかむしゃくしゃして……とか普通にありえる。それに私たちの所から帰りたい……となったら、やっぱりあの神はどうにかしないといけないわけで……このまま私たちと共に来るにせよ、戻るにせよ、あの神の暴走は止めないといけない。
だから……
「出撃」
私はハッチを開けて、G-01を発射させる。このバカでかい母船のドッグから、レーンによって移動して、トンネルみたいな部分にスタンバイした。そしてその先にウニウニとした空間の揺らぎがみえる。あれがここからウサギな彼女の世界に繋がるゲートだ。
それに向かって、レールを滑走して、そしてそのままパージされた瞬間にそのウニウニを私たちはくぐる。そして一瞬で、世界……の外にでた。中ではなく外。それはやっぱりこの神と相対するため……だ。神は目の前にいる。
空間のゆらぎ……それを感じたのかな?




