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 神は二度目のやってはいけないことをした。それはもう一回ウサギの分身を作ることだ。でも一度は失敗だった。オリジナルと全く同じにしたせいで、同じように作った分身も無気力だった。

 だから今回は変化をもたせた。それは神に忠実な存在だということだ。ウサギとの対立、同じような存在なら簡単に負けることもない。でもそれはやってはいけないことだった。だってうさぎとって自分と同じ存在は家族だから。


 それを意のままにしようとする? 静かにうさぎはいかってた。襲い来る同じような存在に……じゃない。それは天上の向こうで笑ってる神に……だ。地上の生命を弄んでる神。なんでも自分の思い通りになると思ってる神……許せない。


 うさぎとコピーのうさぎ。その戦いは一方的だった。なぜならうさぎは攻撃をしないからだ。ただ逃げる。それしか選択肢はなかった。勝手に作られた自分とおなじ存在。それでもうさぎには家族だった。

 いや家族になれると信じてた。だから傷つけたくなかった。でもそれは大変な選択。

仲間たちはすぐにうさぎの体内に避難させた。戦うのは自分ひとりで良いと……その役目はじぶんだけで良いってことなんだろう。

 劣化コピーのような二足歩行のウサギたちでは神のコピーには太刀打ちできないって合理的な判断もあったとおもう。


 うさぎはずっと呼びかけてた。でもただ機械的にうさぎを倒そうとする新たなコピーには届かない。本当に神はただうさぎを倒すためだけに、感情とかをはいした戦闘マシーンのようなうさぎを生み出したみたいだ。


 激しい戦いは世界を巻き込む。まあ今更ではある。長く長く追いかけっこは続いた。なにせうさぎは戦おうとはしてないからね。けど完全に振り切るなんてできない。だって向こうは同じ力を持ってるからだ。


 長い間に変化は生まれる。時間はどうやらバグのような物を起こすみたいだ。神が直接つくった存在でも、同じ存在と戦い続ける。それに対してなにかが生まれ始めてた? けどそれは決して偶然……とかじゃない。

 ウサギは神にも反抗するために……神にも対抗するためにも、神が生み出した存在の事を探ってたんだ。だからコピーのうさぎに起きた綻び……それは決して偶然なんかじゃなく、うさぎの努力の賜物だった。


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