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 それでもそんな簡単に神はあらわれなかった。だってそもそもこの世界で期待の魂とは既にウサギだからね。でも何も相手がいないと張り合いはないわけで……そうなったら成長とかどうとかいう問題でもない。


 何も刺激がなかったら成長なんてものはなくなってしまう。それはそうだろう。人類はいなくなった。ならば今度は何をするか? それは他の生命の根絶だった。別にウサギはウサギだけで生きていける。何も楽しみはなくなってしまうが、自分たちを侵されるよりはそれがウサギはよかった。


 ただ興味を失ってもらって……ただ静かにしてたい……それがただささやかなウサギの願い。そのために神とさえ対峙する。命の種……土と水を混ぜて、こねくりまわして神が新たな生命を創造する。


 それは大きかった。巨人。ウサギを簡単に踏み潰せそうな……そして硬そうだった。

でも問題なんてなかった。気づいたら巨人の残骸の上にウサギは乗ってた。次はもっと特殊な存在。急成長した植物たち。それが襲いかかってきた。そのうち、蕾から人のような体をもった上半身を生やしたやつが生まれだしてた。

 こいつらはなかなかにバリエーションが大きく厄介だった。直接敵な攻撃だけじゃなく、ガスとか花粉とか……そんな風なもので周りくどく責めたりしてくる。でも大抵の毒はウサギには通用しない。

 どうしたら効率的にコイツラを倒せるか? それを考えたウサギは新たな形態を生み出した。だって今まで色々な相手をみてきた。そしてたおしてきた。経験が積み重なったのだ。

 それによってウサギは熱くなった。アッツアツにね。それは周囲を燃やす。触れなくてもウサギの周囲が燃えだす。それはとても効果的だった。植物たちはウサギに触れられなくなったんだ。それなのにウサギたちはただ歩むだけでいい。

 歩んだ場所から燃えていく、植物たちの居場所はなくなっていく。そうなると今度はその熱さに強い生命を生み出してくる。燃えてる灰から灰が集まってアメーバみたいになった。

 もう滅茶苦茶である。でも奴らにはウサギの熱さは意味はない。でもそれでもうさぎにはつうようしない。大きく息を吸い込んで

そのまま体内で分解してやった。何を生み出してもすぐにウサギによって滅ぼされる。ウサギは強くなってるのかもしれない。


 文明は無理でも、ウサギをより強くするのはできてるだろう。神がどっちかに振り切れれば、今のやり方でもよかったのかもしれない。でも神はそうはしたくないようだ。

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