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 大人しく……というのもどうだろうって感じだろうが、あの世界の人類は爪を研いでる期間だった。せっかく文明が戻ったのに自分たちの争いによって再び世界は後退した。今度はウサギもいなくなってたから、その生き残りというのはとても少なかった。


 地上は不毛の大地となってたから人々は地下に潜って生活をしてた。ある程度の技術は持ち出せてたようだ。でもウサギの中で生活したたときよりも生活基準は下がってたようだ。


 電化製品なんてのはほとんどなく洗濯は桶で行い、風呂は川でする。食事は栽培してるきのこがほとんど。あとはなんとか育ててる小さなウサギたちがメインのお肉であった。


 うさぎ? とおもうだろう。どうやら品種改良というか? 文明があったときに遺伝子から改良して増えやすく、そして肉を多くしたウサギだ。普通のウサギよりもまん丸い。そのまま丸焼きにしたら美味しそうな丸焼きができそうな……そんなウサギだ。


 きっと彼らは後悔しただろう。少なくともウサギがいたらもっと文明がある生活ができたはずだ。だって今の人類には使えるエネルギーがないからこんな自給自足みたいな生活しかできない。

 でもウサギの中なら、ウサギのもってるエネルギーが使えたんだ。そして旧文明になってしまうが、長年ウサギの中で生活してきたわけで、その名残を使うことだってできただろう。


 けどそれを自分たちで捨てたのは彼ら。そしてウサギには慈悲なんてものはなかった。人々はどうやら世界の変化……に気づいてたみたいだ。ウサギの分体たちが世界の養分となって世界を再生させてる。

 だから世界中に緑は戻りつつあるようだった。それを目ざとく見つけて、外に出れるかも? とか思って外にでてた探索部隊がいたみたいだ。それらがウサギにあった。


 第一成果なのか、はじめての外での狩猟でとった獲物にしたかったのかはわからない。でも野生に帰りつつあった人類はウサギを見て獲物と思ったんだろう。襲いかかってきた。

 でも文明もなく、利器もなくした彼らがウサギの脅威になるはずはなかった。一瞬、彼らは一瞬で肉片になった。


 きっと死んだことすら気づけなかっただろう。そしてウサギたちは悠然と人類の生き残りの居住地に踏み込んで……その歩みを永遠に止めさせたんだ。だって神は文明とそして強い魂を求めてる。

 それらをなくそうとウサギはおもった。

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