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 サンクチュアリはとても純粋でそして強大なエネルギーだ。けどわかってると思うが、サンクチュアリは選ばれた存在にしか使うことはできない。そして人類の中にはサンクチュアリに認めれる存在はいなかったんだ。じゃあ誰が? これはもう答えはわかってるだろう。


 そうウサギである。これまでずっと人に利用され、それでも救済してきたウサギはまさに、サンクチュアリを得るに足る存在だろう。まあけど、私とかはそう思えるが、この世界の人たちがそう思えるか? といえばそうじゃない。

 いや、本当はウサギに感謝してもし足りないくらいの恩がこの世界の人たちにはあるはずだ。なのに、この世界の人たちは感謝なんて感情はこのウサギに対しては思わないらしい。確かにもうよくからない存在になってるのは確かだとは思う。 

 ウサギだけど、その体は珊瑚やら機械やらがところどころ見えてるからね。かわいいという感じではなくなってるだろう。でも……それでも彼らがここまで無事に生きてこられたのは、そのウサギのおかげなんだよ? 普通は信仰対象とかになっておかしくないだろう。

 けどこの世界の人々はあくまでもウサギの事は道具でしかないらしい。サンクチュアリがウサギを選んでも、それならばうまく利用したらいいってスタンス。ウサギを愛した人たちはもういない。なのに、ウサギはどうしておとなしくしてるのか? 私には理解できない。

 だってサンクチュアリをその身に宿したら、この世界の人たちをぶち殺すのも簡単なはずだ。彼らは忘れてそうだけど、今まではウサギの意志を抑える処置をしてた。なにせウサギたち珊瑚の力を使ってた人たちは敗戦した側だからね。逆らわない様に、命を握られてたといっていい。

 まあその命はウサギの中に居住するときに解除されてた。でも意識の方へは残ってたようだけど、サンクチュアリをその身に宿したら、完全にウサギは個を取り戻すはずだ。いやはずだ。なのに……ウサギはおとなしかった。

 その体は変化して今の姿になったけど、ウサギはただの道具。そう、サンクチュアリの力を絞り出すための道具なんだ。だからウサギは特殊な注射器を差し込まれて、最初に作らされたのが、自分を消耗するだけの建物だった。その塔のような建物の中で、ウサギは針と管に覆われて、そしてその塔から供給されるエネルギーによって、人々は再び文明を発展する事が出来たんだ。

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