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 勇者とアイが神の代行者と戦い出した。勇者の方にウサギな彼女は懐いてるが、流石に抱きしめられたまま戦う事はできない。それに勇者は近接攻撃が主体だからね。なので戦うに当たってはウサギな彼女をアイに任せてる。

 アイのそばにおいた。でもそんな簡単にあの子が勇者から離れるだろうか? とおもうだろう。それはあたってる。実際かなり駄々をこねてた。けどそこはアイ。ドライな彼女はなんの迷いもなくウサギな彼女を拘束した。

 そうやって、自分が出した物体の上にとりあえずウサギな彼女を転がしてる。勇者にもアイにもある程度の魔法のカバンというか? そういうのを渡してある。それとは他に、アイは自身の装備やら武器やらを自身の中から取り出せる機能がある。別空間とかなら、どんな影響かうけて接続が切れる……みたいなことがあるかもしれないが、特殊な素材によってアイのボディーとアイの装備やら武器は同化できるようになってる。

 だから必要なものを必要なときに取り出せるのだ。なので今はアイは大きな銃を二丁、アイのそばに展開してる。その片方に引っかかってる感じでウサギな彼女は転がってる。


 勇者の聖剣によって神の代行者の体が傷つけられる。ちゃんと攻撃ははいってる。でも……


「回復が早い……」


 それだからなのか、攻撃を奴を回避とかしようとしてこない。勇者の攻撃をうけて、そのまま勇者の体に触れる。回避なんてしないから勇者もその行為を避けるなんてできない。

 だってどっちもむかってるんだ。どっちかがよけようとするのが普通かぶつかり合うかが普通じゃない? でも奴は勇者の攻撃をうける。そのまま手を伸ばす。そうなると……ね。流石に避けるなんて無理だ。


「ぐっ……ううう!」


 触れらた勇者が少し苦しむ。でもそこはすぐに触れた手を切り離して距離をとる。どうやらあれに触れられるのはまずいんだろうとアイは判断して、徹底して遠距離から一斉に攻撃をする。でかい二丁の銃をガトリング砲のようにめっちゃうちまくる。


 これならあの回復速度を上回って倒すことができる? でもその時、アイの側面が開いた。何が? とおもうだろう。まるでまぶたが開くかのように空間に一つの線がまずは引かれた。

 そしてそこがメリメリと開いて、真っ赤な目がそこに開く。近くの方の銃を素早く向けて銃弾の雨をその目に叩き込む。けどその目から出てくるのは大量の枯れた手。銃撃によっていくつかはボロボロと落ちていくが、その銃弾の雨を押しのけて、アイに……いやウサギな彼女に向かっていく。


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