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不気味な奴が世界に張り付いて監視してる。あれが神? というのならきっと見た目はあれでも、理性的な筈だ。だってそれが神だから。

 めっちゃ声かけづらいよ。それに外側のものには問答無用で攻撃するようだしね。でも……対策はある。ドローンにバリアを装備するとかね。ドローンに載せれる程度のバリアではあまり持たないだろうけど、理性的なら、直接声をかけたら反応してくれるだろう。

 そしたら攻撃をやめてくれるかもしれない。どう見ても化物……にしかみえないが、きっと神……のはず。それか前の世界でみた「鬼」のような存在? その可能性もあるけど……でも鬼には明確な役割があった。


 それは世界を作る役割だ。分解した世界を再び再構築をするのは鬼の役割だった。ならばあれの役目は? 監視? それならあんな大仰な姿の意味がないよね。鬼は曲がり何にも世界を再構築してた。

 世界という巨大な積み木を組み上げるために、巨大な姿が必要だった……というのはわかるだろう。納得できる。でも監視ならあんな不気味な姿である必要がない。それこそ言うなれば目玉一つでもいいだろう。だって世界の外から神なら見れる。

 私だってG-01を使えば少しのドローンで世界を監視くらいできる。神ができないわけはないだろう。あんな不気味な姿と大きな身体なんて……いる?


「とりあえず……まずは接触だよね」


 バリアを組み込んだドローンを私は送り込む。それによって、なんとかドローンは耐えてくれてる。その間に私はドローンを近づけて……ちかづけて……


「ああ!?」


 むむむ、壊された。たえられたのは50発くらいだった。流石にただただシールドで防ぐ……というのでは時間が足りないよ。50発といえばそこそこだと思うかもしれないが、時間にすると一分も耐えてないからね。一応呼びかけてるが、全然まだまだ反応してくれないし……

 きっとこっちへの攻撃はオートかなにかでやってるんじゃないだろうか? 


「こうなったら物量で勝負だよ」


 私は大量のドローンを一気に送り込む。どれにもバリアを搭載してるから、色々と情報が取れるはずだ。一分しか持たなくても、それが同時に50機あるなら、50分分のデータを取れるといえないだろうか?

 そしてデータが有れば、この攻撃をもっと解析できるし、あの不気味な神(推定)だってもっと探れる。私は堅実に一歩一歩前に進む作戦を実行するよ。

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