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 取りあえずリファーちゃん達は亀の案内を得ることが出来た。なのでちょっと目をそらして、別の世界の勇者とアイの方を見ることにした。なにせ向こうはおかしい数の敵がいたからね。

 でっかい二足歩行のウサギ……それこそ一体一体が勇者の聖剣と渡り合えるほどの屈強なウサギのような何か……それがG-01のレーダーでもあふれてましう程の量だった。

 負けてるとは思えないが、大変なのは向こうだろう。だってこっちのように亀人間とセッションとかさ……してる訳ないし? 向こうの世界はそれこそ剣で語り合うしかないというか、もう語り合うよりも血で血を争う……みたいなことしかできない感じだった。でも上手くいけば、大きなエネルギーの中心に既に勇者とアイはたどり着いてるかもしれない。

 二人の実力なら、おかしくないと思う。私はモニターに勇者たちの方へと切り替えた。


「全く……次から次へと……」

「でもきっとこいつが最後だ。頑張ろう!」


 どうやらもうクライマックスらしい。さて、一体なにと戦ってるのかな? と思って私はその相手を見る。きっとあの二足歩行のウサギの凄いバージョンだと私は思ってた。だってあの吹雪の世界ではほかに生物がいなかっというか? みなかったからね。きっとあいつらが蹂躙してるんだと思ったんだ。

 けどなんか違った。モニターに写るのはもっと洗練されてる存在だ。うん……なんというか、うさ耳をもった人間のような……そんな存在。けど完璧に人間かというかちょっと違う。

 うさ耳は可愛いからいいとして、結構不思議な形をしてる。その存在の顔は人のような顔をしてる。きれいな顔だ。小顔だし。可愛いのは確か。そして首から鎖骨くらいまでは毛もなくとてもきれいだ。

 けどその下。それから下はまるで着ぐるみでも着てる? というような寸胴ボディーというか? 下半身のほうが膨らんでる可愛らしい体型してる。それはつまりは中途半端に人間になったウサギ人間? って感じだ。二足歩行のウサギの顔と首部分が人に進化した……みたいな感じた。


「むむむ、おっぱいも人のようになっててよ」


 私は残念でならない。顔はとてもきれいだからもしも胸まで人になってたら、保護を考えたのに……彼女は普通の二足歩行のウサギたちよりも身長的には縮んでる。それこそ標準的な女の子の身長というか? そのくらいにまでになってる。でも……その体から放たれてるエネルギーは別格といえる。

 そしてそれをどうやら彼女は使いこなしてるようだ。それも完璧に。彼女の腕と勇者の聖剣がぶつかる。すると二人共が後方に飛ぶことになる。そこにアイが銃を放つが、彼女はその素早い身のこなしで交わしたり、時には銃弾を弾き返したりしてる。


 2対1でも劣勢にみえない。それだけ彼女は強いということだ。

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