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 どうやらこの場所……この大地にいる生命には亀の影響が多大にある……みたいだ。けどそれも当たり前と言えばその通りではある。だってこの大地は亀の背にある大地だ。だから影響を受ける……というのは別におかしなことじゃない。

 やっぱりその地域の特性ってものはどこに住むかとかで出るじゃん。同じ世界でもかなり狭くないと、均一的な人たちで構成される……なんてことはなく、やっぱり色々と違いはでる。その土地の影響を受けるのだ。

 だからこの亀の背の大地では亀の影響から逃れる事はできない。まあけどだからって……


(これはなんか違うくない?)


 ――と思わなくもないけどね。影響を受けるってこういうことだっけ? 生命のDNAに刻んでるよ。だってここで出会う生物はどこかに亀の特徴がある。一番はその甲羅。大体甲羅をもってる。びっくりなのは鳥さえも甲羅を持ってることだ。けど流石に背中に甲羅を持ってる……と飛べない。

 だって甲羅があると、翼の可動域が狭くなるだろうから、うまく動かせなくなるから、進化したんだと思われる。じゃあどこにここの鳥は甲羅を持ってるのか……それは頭だ。頭のに帽子のように甲羅が乗ってた。

 まるでそういうファッションですがなにか? 的なくらいの当然差でね。まあけど、頭は弱点だからね。ヘルメットをしてる……と思えばそんなおかしなことじゃないのかもしれない。けど欠陥はすでに見えてる。

 だって……


「あれは頭から落ちるよね?」


 ということである。鳥が頭にヘルメットをつけてたら、きっと頭から落ちることになると思う。そしてその高度は飛んでるのだからかなりの高さ……ということになる。そんな高度から頭から落ちたら、頭蓋骨は守られたとしても、首は守れないよね? つまりはポキッ――っである。ヘルメットの意味……けどあそこにしか甲羅が行けなかった……というのはわかる。他にないしね。もしかしたら首に柔軟性があるのかもしれない。

 ほら亀の首って柔軟性すごいしね。だから落ちても大丈夫なようになってるのかも?


「すごーい!」


 そんな風にリファーちゃんは楽しそうに亀の大地を歩いてる。どこもかしこも亀の要素を残した生物に植物……リファーちゃんは楽しそうだけど、ミレナパウスさんはなんかふらふらしてる。


「目が回る……」


 そういってる。確かにどこもかしこも亀の甲羅の模様がそこら中にあるから、目が痛いくなるのはわかる。そんなふらふらしてるミレナパウスさんを引っ張ってリファーちゃんがズンズンと奥へ奥へと進んでる。

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