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 リファーちゃんの活躍により亀がぐったりとしてる。どうやら今の空間振動パンチ(私命名)によって亀は頭ピヨピヨ状態になったようだ。あの巨体を一発で気絶させるとか、どんだけの威力だったのか……恐ろしい技を手に入れたね。


「やったー! やったよ!」

「よくやりました。だからお願い早く陸に上げてください」


 腹を出して浮かんでるトビウオにしがみついて浮いてるミレナパウスさん。いつ海に吸い込まれるか……そんな不安要素が怖いみたいだ。


「わかった!」


 リファーちゃんはそういってミレナパウスさんと手を繋いで空間移動した。すると気絶して海に浮いてる亀の頭の上に移動する。そもそもが体が大陸ほどにでかい亀である。頭だけでも山くらいでかいわけで、そこは大地……といってもいいだろう。だからミレナパウスさんも安心できる。


「さて、ここからどうしましょう?」

「背中に色々とあったから、そこにあるとおもうんだよね」


 ある……とはサンクチュアリのことだろう。亀の背中には色々なものが確かにある。そこに世界が形成されてるのは確実だ。そして海の中にいた亀なのにその世界が維持されてるのはきっとリファーちゃんでも侵入できなかった結界のおかげだと思われる。

 つまりはあの結界をどうにかしないと、その世界に侵入はできない。まあけど……背中にサンクチュアリが絶対にある……とは言えないともおもうけどね。とりあえず今、亀は気絶してる。

 ならばもしかしたら結界もきえてるかもしれない。そんなことを話し合って二人は首から移動して背の方にまわる。亀の甲羅は甲羅の形の物体があり、その内側に世界がある。亀の甲羅部分は実際そんなに沢山あるんじゃない。本来の殻の甲羅のそれこそ20%くらいだろう。いびつな形に残ってる感じだ。20%といったら、少なく思うだろう。実際そうだと思う。ほとんど甲羅の役目は果たしてない。ただ境界線? みたいな感じになってる。

 でも忘れては行けないのはこの亀は恐ろしく巨大だということだ。つまりはその20%の甲羅の名残もリファーちゃんたちからしたら、それは数百メートル大の巨大な壁になって立ちはだかることになる。


 まあリファーちゃんがいるからそれも一瞬で乗り越えることが出来るけどね。ほんと空間移動便利すぎ!!


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