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 その世界で大きなエネルギー反応……それがサンクチュアリである可能性はとてもたかい。でもそれが何に宿ってるのかまでは世界越しにはわからない。だから世界を渡ってまたちゃんとスキャンをしないといけない。いくら高性能なG-01にだって限界って奴はある。まあそれをどうやって超えていくのか……という楽しみもあるかもしれない。

 このパーツとあのパーツを組み合わせたらもしかしたらスキャンの精度が飛躍的に向上する……とかさ。あるかもしれないが、そこまでは出来なかった。まあけど世界に訪れる前に次に行く世界のスキャンが出来て、ある程度サンクチュアリの場所を特定できる……というのはとても大きい。なにせ今までは世界に来て手探りだったからね。

 それを世界に渡る前にわかる……と、そうだ。


『リファー、調子はどうですか?』

「うん? なんともないよ」

『ここに来る前に言いましたが、力は使いすぎないように』

「はーい!」


 私は注意事項をリファーちゃんに伝える。世界を渡った。つまりは世界の元素がリファーちゃんには合わなくなってる。なのでなにか体に問題がないか? と聞いたのだ。けどそれはリファーちゃんだけじゃない。


『ミレナパウスはどうですか?』

「体調に問題はないです。やはりこれのおかげでしょうか?」


 ミレナパウスさんも大丈夫そうだ。彼女は私が与えた首についてる複雑な文様のアクせに触れてる。いや、アクせでもないんだけど……首につけるからチョーカー? それともちょっと違う気がするけど……まあなんでもいいよね。ミレナパウスさんは私の仲間の内では貴重な人類である。いやいや勇者だって人類じゃん、とか言いたくなるかもだけど、勇者はもう人の体をしてないからね。サイボーグといった方が正しい。生身……ではないのだ。アイだって同じボディだし、そもそもアイはAI。

 そしてリファーちゃんだってそうだ。リファーちゃんは生身ではある。でもその血の色は……ね。それに人体の構造だって人類……といえるか……である。なので純粋な人類といえるのはミレナパウスさんしかいないのだ。


 つまりはミレナパウスさんの体が一番雑魚い……というか弱いのだ。だからミレナパウスさんが大丈夫なら他のメンツも大体大丈夫……となる。

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