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 私のツインドライブ……いやソードコアにそれはあるようだった。必要なものも、そして彼の残した物全て……私は確かに受け継いでるみたいだ。それは記憶とかもそうらしい。

 なのでG-01の中のデータを検索機能で絞ったら出て来た。具体的には彼の名前で検索したらそれがでてきた。記憶はただ一まとめにしてあった。少なくとも百年分だろうか? いや、実際G-01を作った世界は超化学といっていいくらいに発展してた世界だ。

 体の寿命=人生の終わり……と考えるのは早計ではないだろうか? 私はとりあえずどれだけの年数の記憶があるのかG-01に探らせた。


「記憶のデータは1278テラバイトか……」


 はっきり言ってそれが何年分になるのか? とかよくわかんない。そもそもが脳に残る一生分のデータ。いや記憶がどのくらいになるのかなんてしらないしね。だから私はそれを年数に換算してもらった。

 するとG-01が出してきた答えがこうだった。


「まさかの513歳って……」


 びっくりである。まさに化学も極まってるなって思う。延命治療とかしてたんだろうか? てかよくこれだけのデータが脳みそに入ったね。だって普通は……いや私の記憶にある遠くの世界では人生百年時代とか言われてたと思う。

 それの五倍である。体の限界が大体百年くらいだって話だったはず。なにせ二十歳を過ぎるとどんどんと体は老化にすすんでいくことになるからだ。そして限界を迎えるのが百歳くらい。

 それでも長いくらいだ。二十歳から換算すると八十年はあるからね。私の覚えてる世界では体の限界までいきれた時代だった。でもその前はもっと寿命は短かった。それこそ人生50年とかの時代の方が歴史的には長かっただろう。

 それに比べたら、500年っていうのは……ね。途方もない。だって人生五回分……もしも人生50年時代なら人生10回出来る。きっと色々な再生医療とか体の悪くなった部分を取り換えるとかが普通にできるんだろう。癌とかが全身に転移しても脳さえ無事なら体を丸ごと交換する……なんて事も彼の世界なら出来る可能性はある。

 まあ体はそんな風に交換可能だけど……私の記憶では確か脳みその記憶容量って200年位って聞いたことあるような? 本当かは知らない。でも500年はね……流石に入らないような? 私の自分の頭をフリフリしながら思う。自分の頭に500年分のデータが入るのか? と考えたら……


「あっ、脳の拡張!」


 私は答えを見つけてしまったかもしれない。

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