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 なんか最近、上から来なくなりました。目玉たちは床すれすれを滑る様に向かってきます。私がポニ子アーマーではなくなって、肉弾戦主体で戦うようになったからでしょうか?

 空の方へ吹き飛ばされたら、沢山の仲間を巻き添えにしてしまうという配慮? いえ、でもそれならおかしいです。だって目玉たちが守りたい第一目標というか、それはきっとこの場所だった筈です。この目玉を生産してるライン。

 それを壊されたくないようにしてました。けど、床の方からくるということは……そっちを巻きこむ可能性は高くなるはず。


「上から私へと手を伸ばして攻撃する方が彼らには危険だった?」


 そういう事でしょうか? 横からの攻撃ならかわされたとしても、上手く調整できるとか? よくわかりませんが、そもそもが私が彼らの事情を考える必要なんてありません。だって私はここがどうなろうと……とういよりはむしろ壊す気満々の側です。

 なにせ目玉さんたちは邪魔ですからね。私の戦闘の経験値にはなってくれてるのである意味では感謝してますが、それ以上の感情はないです。


「はっ!」


 ポニ子アーマーを纏ってた時はこういっては何ですけど、適当というか? いえ、思いっきり体を動かせてました! そう恐れることなく……です。私はそんなに器用ではないですし、運動も……ですからね。

 でも私だって戦いたかった。でも怖い思いもあった。そんな相反してる思い出上手くできない方が多いです。でもポニ子アーマーが有ったら思いっきり無茶を出来てた……と言った方が良いですね。

 そして今、ポニ子アーマーがなくなったらまた、以前の私のダメな動きしかできなくなる……とか思いましたけど、そんなことはありません。私もびっくりですけど、一度思いっきり体を動かしまくったせいでしょうか? それこそかなり体に負担をかける動きだってしてた筈です。

 もちろん、今はそんな動きできません。ポニ子アーマーの特性で出来てた動き。それをやってました。だから今は無理ですけど、あの時の滅茶苦茶があるおかげで、自分の体の事が以前よりもわかったような……そんな感覚があるのです。


 攻撃までの一歩を待つ……それが出来るようになってます。前は焦って動く……というのがよくあったような気がします。だから見るのがおろそかになったりしてたのでしょう。


 今は私は自身の体の動きに自信がついた? と言いますか。そのおかげで、一歩を待つことで選択肢を取れるところに来たようです。

 それが大きい。常に周囲を目玉に囲まれて攻撃をされてますけど、上手くいなして、ここ! で攻撃を打ち込みます。それによってカコーンカコーン! と目玉はいい音を出して飛んでいきます。

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