表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1248/1576

52

 早速円盤の近くまでたどり着いた私はスキャンを実行する。すると……だ。なんかスキャンでエラーが出た。


「あれ?」


 こんなことは初めてだ。それならば……と私は更に近づこうとする。すると更におかしなことがおきた。


「あれれ? 行けない?」


 どういうことだろうか? なんか進めない。いや、実際には進んでない……といったほうが正しいか。円盤までは3キロもないだろう。あまりにも円盤が大きすぎて距離感がバグってしまいそうだが、そこまで遠くはない。実はまだ単位に百キロ以上あったかな? でかい円盤のせいで案外もう近くだと錯覚してた? いやあり得ない。だって私が直接見てるんじゃない。G-01を通して私はみてる。


 つまりはその時点で色々と測距してるはずである。てか親切に後何キロとか出してくれる親切仕様なのがG-01である。なのでおかしい。スキャンしてもできない事も、そしていくら近づこうとしても、近づけない事も……


「それなら……」


 私はG-01の本気を出すことにした。さっきまではまあそんなにスピードを出してたわけじゃない。ブースターもある程度の推進力で抑えてたわけだ。けどここからはもっとブースターの出力を上げることにした。


 グン――と一気に体が後方へと流れる感覚がかかる。そしてぐんぐんと……ぐんぐんと近づく円盤。いや、変わってないような?


「何よこれ!?」


 なんか距離計を見ても円盤との距離は全くもって変わってない。ぐるぐると回ってるが、その距離をG-01も測れてないって感じだ。


「まって私、ここは一旦落ちつこう」


 私は一旦停止する。そしてさっきブースターを吹かした時から円盤との距離が全く持って変わっていない事に改めて気づく。私はそれぞれの部位からパーツを取り出してそれを組み合わせて銃をつくる。頭部のガトリングでも良かったけど、私にはある狙いがある。


 エネルギー重鎮して、引き金をひく。まっすぐに光るレーザーが放たれる。これで軌跡がわかりやすいということである。


 すると放ったレーザーはあるところで進まなくなった。いや厳密には進んでる。でもそれはどうやらこの空間、それか次元じゃない?


「これって、メタリファーがなにかやってる……って事?」


 初めてのメタリファーの干渉ということなら、もしかしたらあの円盤はなにかあるのかもしれない。内部からならいけるのだろうか? それなら中に突撃していってみる? でもな……それだとなんかメタリファーに負けた気になる。 

 それに中からは勇者達が行ってるんだし、私はもうちょっと外からなにかできないか……を考えることにした。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ