襲撃
「やっちまえ!」
一万の兵に告げる。
俺達大悪党連盟は今、とある村を襲いに来ている。
そこでは呑気な連中が、肥沃な大地を耕し、のんびり暮らしていた。
気に食わない!
という訳で、今まさに、俺達大悪党連盟はナロー村を襲いに行っていた。
あの村の後方は海。前方は隠れるところの無い草原。
後方からは海賊部隊が。
前方は俺達が。
挟み撃ちにしていた。逃げ場なぞ無い。
あの村には一般人しかいない。つまり、戦闘力0。
スキルという魔法の一種を使える男が一人居たが、『スローライフ』なんて間抜けな能力だ。
問題無い。
女も金も食い物も………略奪の限りだ。
「待て!悪党め!僕が相手だ!」
村から出て来た男が見えた。
ひょろひょろの男。
「奴が能力持ちです。ボス。」
部下の1人が耳打ちする。
「構わねぇ。殺れ!」
先陣切った連中が走って行く。
ビビッて男は直立不動。
全く動かない。
無駄な事を。わざわざ死にに……………
バタバタ
先陣を切った連中が倒れていた。
何が?
「オイ何があった⁉」
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