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第八話 数値化

 どれだけ小さな街や村にも存在する、換金所と併設された『ギルド』と呼ばれる、冒険者登録及びクエスト案内所。

 他の冒険者との交流を兼ねて、チーム編成や勧誘、及び情報交換を行うこともできるよう、酒場として運営しているところも多い。

 この小さな港町には飲食も行える酒場が二つあり、そのうちの一つが、ジオ達が座談会を行った酒場で、もう一つがそのギルドである。

 そこは、先ほどの酒場でジオ達を怪訝そうな顔で見ていた村人たちの視線と少し違い、ギルドに足を踏み入れた瞬間、それまではただの酔っ払いや宴会をして盛り上がっていた客たちが一斉にジオ達を品定めするかのように様子を窺い、一瞬空気が張り詰めた。

 そこには、年老いた男から、若い女もそれぞれ居るが、誰もが堅気の一般人とは少し違う、常人以上の雰囲気を漂わせていた。


「うわ、ちゅ、注目されてる……ほんと勘弁してほしいんで! 僕、こういうのダメなんで抜けさせてください!」


 注目されている空気に耐えきれず、チューニが踵を返して逃げようとするが、その首根っこをジオ達が掴んだ。


「逃げんな。どーせ、どいつもこいつも雑魚ばかりだ」

「問題ない」

「そういうことじゃ! 悪いことしてるわけでもないんじゃ、堂々とせい!」


 対してジオ達は自分たちに向けられる視線や空気に対しては特に何とも思っていない。

 確かにこの場に居る冒険者と思われる者たちは、常人よりは優れた力を持っているかもしれない。

 しかし、仮にこの場に居る全員がジオ達に襲いかかったとしても、誰一人自分たちに傷一つ追わすことが出来ないことなど察していた。

 そう、戦わずして相手の力量を読み取る力は、ジオ、マシン、ガイゼンには当たり前のように備わっていた。


「……換金か? ……って、そっちの兄ちゃんはさっきの半魔族かい?」


 ギルドの奥から責任者の男が丁度顔を出すと、ジオの顔を見て鼻で笑った。

 それは、ジオが仕留めた黒竜に対して、破格の低い報償金しか出さなかった男だった。


「おいおい、睨むなよ。言っただろ? 正式な冒険者でもなく、クエスト申請もしていない。ましてや魔族なら、賞金が減るのは当たり前。あれは適正価格だったんだからよ」


 ジオを挑発するかのようにニヤニヤと笑う男。

 その挑発にジオが暴れてしまわないかとチューニはハラハラしているが、ジオもマシンと殴り合いをして少し気が晴れたために、この場でキレることもなく流した。


「ああ。だから、ちゃんと冒険者登録をしにきたのさ。ついでに、チーム申請もな」

「……なにいっ? 魔族が……ふ~ん」


 ジオの言葉に店主もギルド内もざわつき始めた。

 責任者の男も怪訝な顔で、ジオ、ガイゼン、マシン、チューニを見る。


「そうかい。でも、今の法律じゃ昔みたいに誰もが登録できるわけじゃねえ。ちゃんと、基準はクリアしてもらわないとな」

「ああ。なんとか測定だろ? かまわねえ、さっさとさせろ」

「ほ~、大した自信だな……まぁいい、待ってな」


 そう言って、責任者の男がギルドの奥から車輪のついた大きな鏡を持ってきた。

 すると、ギルド内に居た他の冒険者たちも席を立ちあがって、ジオ達を取り囲むように集まってきた。


「……おい、チューニ。なんだ、これは?」

「ああ。これが身体魔能力測定を行う魔鏡だよ。これに等身大の自分を映しだすと、パワー、スピード、魔力、潜在能力が数値化されて鏡に映し出されるんだ」

「ほ~……」

「一年半ぐらい前から浸透しているアイテムなんで」


 最近はそんな便利なものがあるのかと、ジオもマシンもガイゼンも感心したような声を出した。

 そして、急に集まりだした冒険者たちも、新しく冒険者登録しようとするジオたちの数値を興味を持ってのぞきに来たのである。


「はぁ……僕、これ嫌いなんだよな……」


 と、そのとき、チューニが浮かない顔でボソリと呟いた。


「あん? どうしてだよ?」

「いや……去年から、これは魔法学校の進級審査において必要なものになって……僕、これで鏡が無反応だったんで」

「……無反応? そんなこともあるのか? しかも……お前、魔法学校の生徒だったのか?」

「お、おう。ミルフィッシュ王国の……でも、進級できず……そのことや、その他諸々色々と揉めて問題になって……退学になった。教師いわく、『魔鏡でも数値化できないぐらい魔力が低いから』だそうだけど……」

「マジか……」

「まぁ、でも……これでダメだったら、僕も抜けれるだろうからいいんだけど……」


 意外なチューニの過去に少し驚き、そして哀れんだ。

 帝国将軍、七天創設者、勇者の元仲間。そんなジオたちからすれば、魔法学校中退など軍にも入隊できないレベルの落ちこぼれ。

 チューニに関しては現代の情勢などを教えてもらうのと、単なるついでで仲間にしたところもあったし、外見もヒョロそうな男だったので強さに何の期待もしていなかったが、そこまでだとは思っていなかった。

 でも、だからこそ、チューニはこの測定には嫌な思い出しかないために浮かない顔をしたが、一方でこれで自分も基準に達していないことが分かれば、ジオ達からは離れられると思って、少しだけホッと胸を撫で下ろしていた。


「へへ、そーか、そっちのヒョロイ兄さんは魔法学校でそんなことがあったのかい。だが、安心しな。これは戦争時に元魔王軍の魔法技術を参考にした、最新の魔鏡さ。どんなレベルの低い数値も数値化しちまうんだ。数値の上限も999まであり、どんな化け物から雑魚まで測定しちまう代物さ」


 そう言って、責任者の男は一枚の紙を取り出した。



「初めての奴も居るみたいだから、ざっくりと説明する。まずだ、これで『パワー』、『スピード』、『魔力』、『潜在能力』の四つが数値化される。そしてその四つの数値から導き出される平均の数値を『レベル』と呼び、その『レベルが30』を超えていたら、冒険者として登録できるのさ」


「うわ……魔法学校での進級ラインはレベルじゃなくて、『魔力20以上』だったのに……やっぱ大人のプロは違うか……」



 レベル30。それが冒険者として登録できる最低ライン。そして、その基準の高さにチューニは顔を引きつらせた。

 そう、どれだけの技や才能があろうとも、最初からある程度の基準に達していないと冒険者になれないということだ。


「へ、物の試しだ。おい、『シルバーシルバー』。あんた、ちょっとやってみせてくれよ」


 そのとき、試として責任者が一人の冒険者を名指しで呼んだ。

 その者は全身の頭からつま先まで全てを銀の甲冑で覆った剣士であった。


「私にやれと? まぁ、構わぬが」

「ああ。驚かせてやんな」

「……ふん……趣味が悪い」


 甲冑の兜の奥から聞こえる威厳と自信に満ちた声がする。

 そして、同時に他の冒険者たちもどこかジオたちの反応を窺うようにニヤニヤとしている。



「こいつは、シルバーシルバーという異名を持った、元連合軍に所属していた凄腕のエリート軍人。名は、『カマセ』! 戦争が終わり、冒険者に転職して、さっそく大物賞金首をも仕留めたスーパールーキーさ」


「……ふーん」


「最近、治安も悪くて物騒だからな、大枚はたいてこの村で雇ったのさ。そして、ゆくゆくは俺の娘と……くくく、おっとこれはまだ気が早かったな」



 責任者の男がニタニタと笑いながら、シルバーシルバーを魔鏡の前へ誘う。

 そして、シルバーシルバーの全身を魔鏡が映し出した瞬間、魔鏡が発光し、輝く文字が鏡に刻みこまれていく。


シルバーシルバー・カマセ

・腕力:110

・スピード:50

・魔力:40

・潜在能力:40

・レベル:60


 レベル60と出た瞬間、ギルドの中でどよめきが走った。


「ろろろろろ、ろくじゅうっ?! おいおい、シルバーシルバーのやつ、またレベル上げやがったぞ?」

「ったく、こんな田舎に小遣い稼ぎにくんなっての」

「けっ、若造のくせによ」

「ちょ~、よくない? あいつと寝て、チームに引き込んじゃおっかな~♡」

「クールでいいよね♡」


 それほど高い数値だったのだろう。チューニも驚きのあまり卒倒しそうになった。


「へへへ、どうよ兄ちゃん達。レベルが50を超えていたら、最難関で最高報償が貰えるようなA級冒険者の数値だ。ちなみに、潜在能力ってのは日によっての伸びしろ。つまり、最高にコンディションが良ければ、パワー、スピード、魔力の数値がプラス40伸びる感じだ。分かるか? 状況によっては普段の力以上の力を出しちまう。それが、驚異のスーパールーキーの『シルバーシルバー・カマセ』だぜ!」


 まるで自分のことのようにシルバーシルバーを誇らしげに自慢する責任者の男。

 しかし、ジオにもマシンにもガイゼンにも、あまりピンと来ずに、特に反応も無かった。

 むしろ……


「……なんで、シルバーって二回言うんだ?」

「「さあ?」」


 むしろ、どうでもいいことを気にしていたりした。


「ん~……とりあえず、マシン……お前やってみろよ。それで、大体が分かる」

「承知した」


 基準や、よく分からない冒険者のレベルでは参考にならないと、ジオがマシンに進める。

 マシンも特に考える様子も無く頷き、鏡の前に立つ。


「お? やんのかい、兄ちゃん。まっ、自分の数値が低くてもあんまり落ち込むなよな?」


 そう言って、店主がマシンの背中をぽんぽんと叩き、マシンの数値が魔鏡に刻まれる。

 すると……




鋼の超人・マシン

・腕力:300

・スピード:999(最上限)

・魔力:0

・潜在能力:0

・レベル:324



「「「「「ぶびょおおおおおおおっ!!!???」」」」」



 ギルド全体が激しく揺れ、マシンとジオとガイゼン以外の全員が腰を抜かしてひっくり返ってしまった。


「ささささささ、さあああああっ!?」

「さ、さんびゃっくぅ!?」

「ちょ、こ、こわれてんじゃねーのか、コレ!?」

「三百とか、は、初めて見たぞ……」

「やば、ヤバいヤバいヤバいッ!?」


 顎が外れたかのように大きな口を開けて驚く冒険者たち。

 その中には、チューニも居た。

 だが、マシンは冷静に……


「ふむ。上限があるのか……ならば、あまり参考にならないようだな」


 と、特に驚いた様子も無く、それはジオ達も同じだった。


「確かにな。つか、テメエ、スピードに特化しすぎだろうが。それに、体が機械だからか? 魔力も0。潜在能力も0。だが、機械ゆえにテンションに左右されずに安定してるとも言えるが……」


 そう言って、ジオが前へ出る。マシンも頷いて場所を開け、次はジオが魔鏡の前に立つ。

 すると……




暴威の破壊神・ジオ

・腕力:200

・スピード:200

・魔力:500

・潜在能力:999(最上限)

・レベル475


「……まっ、こんなもんか」

「お前は……潜在能力が高いのだな」

「みてーだな。確かに、昔からキレて大暴れすると、いつも以上の力がよく出たもんだがな。とはいえ、上限があると参考になんねーな」

「……だろうな」

「平均レベルじゃお前に勝ってても、互いの上限が本当はどこまであんのか分かんねーから、本当に勝ってるか分からねーな。まっ、戦えば俺が勝つだろうがな」

「……別に、そこを張り合おうとは思わないが」

「張り合えよ! つまんねーヤローだな!」



 最新鋭の測定アイテムが何の参考にもならないと話し合う、ジオとマシン。

 しかしこのとき、既にギルドに居た者たちは皆、絶句して何も反応できなかった。

 さらに……



「ぐわはははははは! では、次はワシじゃ♪ ど~れ……」



闘神・ガイゼン

・腕力:999(最上限)

・スピード:800

・魔力:3

・潜在能力:500

・レベル:575


「ぐわははは、ワシは魔力が無くて、腕っ節自慢だからのう。潜在能力も、まぁ、今さら上積みはあまりないということか」

「いや……今の時点で更に500も増えたら、そりゃヤバいだろ。この化け物ジジイ……」

「参考にならない数字でもやはり、怪物だな」



 ガイゼンの数値にはマシンもジオも唖然とする。とはいえ、上限ありの数値化ならば、こんなものだろうと三人とも納得したような様子だ。

 もっとも、この場に居るそれ以外の者たちは、シルバーシルバーも含めてガクガクブルブル震えている。

 そして、ガイゼンは豪快に笑いながら、皆と同じように腰を抜かしているチューニを抱え上げる。


「ほれ、チューニ。ウヌもせんか」

「えっ!? いや、無理無理無理無理!? 一緒にしないでください! いや、ほんとマジで、僕はあんたたちなんかと関われるような奴じゃないんで!」

「試すぐらいよいじゃろう」

「無理ですって! 去年やったら、あまりにもレベルが低すぎて数値化できなかったぐらいなんで!」


 ジオ達のような規格外の数値の後にやりたくない。というよりも、同じ一味だとすらも思われたくないと、必死に抵抗するチューニ。

 そもそも、チューニはそのレベルが低かったからこそ魔法学校を中退したのである。

 だから、今さらやる意味などない。そう叫ぶ。

 だが、ガイゼンはニタリと笑って……


「いやいやいやいや、案外そうでもないかもしれんぞ?」

「はいいっ!?」

「ワシは魔力はからきしだが、その分、鼻が誰よりも利く。ウヌも数値化できなかったのは、案外レベルが低すぎたのではなくむしろ……」

「ちょ、むしろなんですか?! いや、ほんと止めて欲しいんで!?」

「まっ、とにかく最新というこの測定アイテムで試せばよかろう♪ 要するにワシは、面白くなさそうな奴まで仲間にしようとするほど、誰でもいいというわけではない」


 そう思わせぶりなことを口にして、ガイゼンガチューニを鏡の前に放った。

 すると……



落ちこぼれ魔導士見習い・チューニ

・腕力:???

・スピード:???

・魔力:???

・潜在能力:???

・レベル:???



 魔鏡は無反応で、何の数値も出なかったのである。


「うわ~……無反応。本当だったのか」

「言葉も無いな……」


 流石にこれはジオもマシンも哀れに感じて、かける言葉も見つからなかった。


「ほらーーーっ、だから嫌だったんで! いや、ほんとこれトラウマなんで! というわけで、さようなら!」


 案の定、数値化できないほど低いゆえに魔鏡が反応しなかったのだろうと、チューニは怒り気味でそのまま別れを告げてギルドから出ていこうとする。


「まあ、待つのじゃ」

「うげ!?」


 だが、その首根っこをガイゼンが捕まえた。


「ちょ、なんなんすか!? あの、いや、もう無理でしょ? というか、レベル何百もある人たちとか無理ですから! つか、もう僕に関わらないで欲しいんで!」


 逃げようとジタバタするチューニだが、ガイゼンはニタニタ笑みを浮かべながら、チューニを離さない。

 そして、ガイゼンはジオとマシンに顔を向ける。


「のう、ジオ……マシンよ。おかしいと思わぬか?」

「はっ?」

「数値化できないぐらい低いから、魔鏡が無反応ということがじゃ」

「……?」


 何がおかしいのかとジオたちも分からなかった。だが……

 

「だって、ワシの魔力を3とちゃんと数値化しておるし……何よりも、マシンの魔力も潜在能力も『0』なのに、ちゃんと『0』と数値化しているではないか」

「……あっ……」

「つまりじゃ。低すぎて数値化できないというのは、おかしいことではないか」


 ガイゼンの言葉に、ジオもマシンも、そしてチューニもハッとなった。

 そう、『数値化できないほど低いから魔鏡が無反応』というのはおかしい。

 仮に、『0』だったとしても、そのときは魔鏡に『0』と映し出されるはずなのである。

 つまり、魔鏡が『無反応』ということ事態が本来はありえないのである。


「確かにそうだな。じゃあ……どうして、チューニに魔鏡が反応しないんだ? ひょっとして魔鏡が壊れてんのか?」

 

 では、理由は何故か?


「ふむ、チューニよ。ウヌは、魔法をいくつぐらい使える?」

「えっ? いや……一つも……魔法学校では座学をやって、魔法の実技は進級後の予定で……それに僕は平民だったから貴族の奴らと違って、個人的に魔法を覚えられる環境にもなくて……」

「つまりこれまで魔法を使ったことはない。そして……魔法と戦った経験……魔法をくらった経験はあるか?」

「いや、あるわけないんで……」

「そうか……なるほどのう。じゃから……気付かぬわけか……」


 ガイゼンのチューニに対する質問に何の意味があるのか、ジオたちには分からなかったが、今のやり取りでガイゼンは何か分かったようだ。

 それどころか、むしろ楽しそうに余計にニヤニヤしている。


「ワシの時代にこういう魔鏡はなかったから、こいつについてそこまで知らぬが、それでもこいつが『マジックアイテム』ということは分かる」


 マジックアイテム。魔力が動力となる道具のことである。


「そして、これが壊れていないのなら……なぜ、チューニには無反応なのか。その理由は一つ。『無反応』なのではない。『無効化』されて、本来出るべき数値が出なかったということじゃ」


 ガイゼンの辿り着いた答え。それは『無反応』ではなく『無効化』という結論。

 それがどれほど重大な事実なのか、この場に居た者たちにはまだピンと来ていないため、誰もがポカンとしていた。

 そして、そんな皆の前で、チューニ自身も知らなかった、チューニの能力の内の「一つ」が明るみになる。

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