寂しいから小惑星を作るんだ
寂しいから小惑星を作るんだ。
いっぱいいっぱい作って燃やすんだ。
そしたら流れ星がいっぱいっぱい落ちるんだ。
願い事がいくつもいくつも叶うんだ。
さあ言ってごらんよ。
君のほんとうのほしいものを。
そうだ僕は小惑星がほしい。
だからいっぱいいっぱい作ったんだ。
でもぜんぶ捨ててしまったんだ。
流れ星にしたほうがもっと嬉しくなれるからって。
だって願い事がいくつもいくつも叶うんだ。
あったかくてぽかぽかするんだよ。
みたされてふわふわするんだよ。
わたあめみたいに軽くなれるんだよ。
だから僕は小惑星を投げこんだんだ。
地球に向かってぽいってしたんだ。
でもねそれはたぶんやっちゃいけないことだったんだ。
僕は小惑星を作ったんだ。
僕は小惑星を捨てたんだ。
いっぱいのたくさんの嬉しいの願い事のために。
でもねそれはたぶんやっちゃいけないことだったんだ。
寂しいから。
わからない。
でもいったいどれほどの願い事が叶ったの?
それは君のほんとうのほしいものなの?
寂しいから小惑星を作ったんだ。
寂しいから小惑星を作ったんだ。
寂しいから小惑星を作ったんだ。
僕はほんとうの流れ星を見たことがない。
僕はほんとうの願い事をしたことがない。
寂しいから?
わからない?
きっとあなたも寂しいから小惑星を作ったんだね。
そしてあなたもいつかは小惑星を捨てるんだね。
いっぱいいっぱい作って燃やすんだね。
でもねそれはたぶんやっちゃいけないことだったんだよ。
さあ言ってごらん。
寂しいから小惑星を作ったんだ。
あなたのほんとうのほしいものを。
寂しいから小惑星を作ったんだ。
もしも願い事が叶うなら。
寂しいから小惑星を作ったんだ。
今すぐ涙を零したい。
寂しいから小惑星を作ったんだ。




