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与えてやるってふんぞり返ってるヤツの鼻をへし折って

 与えてやるってふんぞり返ってるヤツの鼻をへし折って、それはきっと乾いた間抜けな音がするだけなんだ。


 死んでやるって涙流してるヤツのケツを蹴っ飛ばして、それはきっとぶよぶよに腐った肉の感触がするだけなんだ。


 これでいいかい、Mr.蛆虫(ウジムシ)? 皆はお前らの思い通り。


 世界はたくさんの見つけられたいで溢れて最後には沈没するのさ。


 あの豪華客船みたいに。あの塩臭い小さな国のように。あの百万人の脳なし共のように。


 輝く石ころが欲しいのかい? 溶けたバターが欲しいのかい? 永遠に尽きない水が欲しいのかい?


 奇妙なコートを着た浮浪者たちが眠る大通りで、サンタクロースを信じる子供たちと、不思議な泡を掴もうと急ぐ大人たちがすれ違う。


 これが養豚場だって? さぁね、でもせめて動物園と言ってくれ。


 俺たちは笑われてるぜ。


 ここからは見えない、聞こえない、届かない、遠くの誰かに。


 俺たちは哀れまれてるぜ。


 ここからは見えない、聞こえない、届かない、遠くの誰かに。


「なあ、ボブ、ボビィ、ボーデン、そっちの天気はどうだい?」


「雲一つない」


「そいつは上々」


「なあ、トム、トミィ、トージン、そっちの他人はどうだい?」


「矜持一つない」


「そいつはお気の毒」


 俺たちは試されてるぜ。


 ここからは見えない、聞こえない、届かない、遠くの誰かに。

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