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散々
散々、泡々、未来の魔法、憑きましては。
裂く、刻む、剪る、遠回る、晴る、不意に誘拐う。
そっと前歯に触れ、爪音、分かち合えなくてもいい分かり合いたい、理解られたい。
星影の人影、聞き取れない言の葉、捉えて幽か、音子の質感だけを残して。
この掌の中に、宙の果てに、歪んだ色調、実在りもしないもの、かつてここに遭遇ったもの。
さ祝い、取り替えた、違えた、微小の箱、連鎖して崩御、砂の城の君。
化けた、砕けた、捧げた、化した、自転する歯車は大きければ大きいほど。
いくらでも生み出せる価値のために、もう食べられない雑草の惑星を架けた。
祓々、破々、煌々の光塵、参りましては。




