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人物・拠点紹介にして≪外伝≫

来週書けるかわからないので。


1~4話までの登場人物と3話でちょっとだけ出た拠点の情報なんか書いてみたり。



追伸、感想でこんなチート能力あったらいいね。ってのがあれば、ぜひ書いてみてください。参考にしたいなー……なんて。

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 ――――――――おや、お客さんかね? これは失礼。こんな場所に訪れる人間など中々いないものでね。気付くのが遅れてしまったよ。いやはや。

 折角の出番であり、なにより明確な形を持ってこうして現れる機会など、そうそうあるものではないというのにね。


 ワタシの事が気になるかね?

 ふむ特別いまの君たちが知るべきことではないだろうし、知っていたところで得になることも無いと思うのだがね。


 いやしかし、個体識別を明確にするという行為。名を名乗るという行動はワタシにとっては始めてのものであり、良い経験となるであろうことは明白。

 よろしい、名乗るとしよう。


 ワタシの名前はそう……仮に≪ドロッセルバルト≫とでも名乗っておこうか。≪大いなるB≫、≪絶対たる運命のB≫の今世における影にして仮面……この虚構の世界の観測者にして、お伽噺の王。

 以後お見知りおき願うよ、親愛なる≪観測者≫諸君?



「あの……さっきから誰に向かって喋ってるんです? そんな独り言みたいにぶつぶつ……」


 状況を説明しよう! ≪ボク≫はNとマーテルさんとお茶を飲もうとしていたら、気が付いたらこんな場所にいて、なおかつ目の前には独り言をぶつぶつ呟いている紳士風の変人が目の前にいた……さっぱりわからないだろう? ≪ボク≫にもさっぱりだ――――と、そう言いたいのだろう?


「生憎と今日の君には出番らしい出番はないのだよ主人公(仮)君? 君には聞き手になってもらうために、こうして呼びだしたのだからね」


「うお!? ≪ボク≫の居場所が取られた~~!?」


 地の文は君だけの特権ではないのだよ?


「て言うか主人公(仮)って……なにより聞き手ってなにを聞けばいいんですか? え~と、ドロッセルバルトさん?」


「ふむ良い質問だ。なに大した事ではないさ。今日はそう――――≪本編≫で登場した人物の紹介などをしておこうと思ってね。 ただの気紛れではあるが、よい案だとは思わないかね?」


「メタ発言ですね……しかも人物紹介って、まだ≪ボク≫とNとマーテルさんの三人しかいませんけど?」


 メタ発言? ははっ……知ったことではないね?

 それに三人もいれば十分だろう? それに人物紹介だけではなく、登場した≪拠点≫についても多少説明させていただこうと思っている。


「そ、そうですか……」


「では早速紹介していこうか」



 時間はなにより貴重だよ。

 文字数も貴重ではあるがね?





 まずはこの喜劇の主役を紹介するとしよう。


 名前:≪ボク≫

 種族:人類

 年齢:20 性別:男

 イメージカラー:黒

 

 ≪創作者≫Nによって≪神代戦争≫の参加者として呼び出された≪接続者・コントラクター≫

 身長は177センチくらい。体重60キロくらい。

 出身地は日本のどこか。

 髪を染めたりピアスの穴を開けてみたり、なんてこともしない(と言うかやらない)実に平凡な日本男児。

 某大学の学生であり、勉強は可も不可もなく。が、体力はない。

 オタクと言えるほどのめり込んでもいないが、アニメもゲームも好き。が、一番好きなのはライトノベルの類のようだ。

 頭の中だけの世界を創作するのが得意であり、中学生の頃から頭の中で思い浮かんだアイディアをメモ帳に取るのが癖になっている。

 最初はNに一目惚れでもしたかのような描写がなされたが、そんなことはなかった。むしろ今は「この邪神!」などと思っているくらいである。

 隠れ巨乳好き。




「ふむ、こんなところかね? 実に平凡だ。平凡が過ぎて逆に素晴らしい」


「うるさいよ! あと隠れ巨乳好きって……」

 

 事実だろう?


「……そうだけどさ」


「黒歴史について詳細に語ることをしないワタシの優しさを享受したまえよ? では、次だ」


「(こいつうぜえー……)」




 名前:N

 種族:≪創作者≫

 年齢:??(外見は16~7才くらい) 性別:女

 イメージカラー:緋色であり黄金

 

 ≪創作者・クリエイター≫と呼ばれる超常存在であり、≪ボク≫の世界の造物主。つまりは神。

 だが≪創作者≫としては比較的若い存在であり、≪神代戦争≫には今回が初参加。意気込みはあるのだが、それが空回りすることも。

 見た目は少女と言っても過言ではないが、実際の年齢を数値で示すと0が幾つあっても足りないため割愛。

 腰まで届く黄金の神と宝石のような緋色の瞳が特徴。

 身長は154センチくらい、体重は秘密。スリーサイズも当然秘密だが、≪ボク≫から可哀想などと言われている。が、当初≪ボク≫が見取れるくらい見た目は可憐なお嬢様タイプ。

 真名を≪可能性のN≫と言うが、その詳細はまだ不明。




「彼女に関しては、こんなところかね」


「紹介だけ見てみると本当に可憐ってのが合うんだけどな……性格、か」


「本人の前では言わないことをお勧めするよ」


 ワタシが見る限りではツンデレの素質は十二分にあると思うのだがね。

 さて、次はメイドか。




 名前:マーテル

 種族:≪全般作業用サポート型生体人形≫

 年齢:??(外見は18~20才くらい) 性別:女

 イメージカラー:どんな色にも染まる白

 

 ≪創作者≫によって生み出される生体人形の一つ。

 Nによって生み出されたマーテルは常に穏やかな表情を浮かべ、≪ボク≫のためにサポートをする。

 黒髪を白の紐でくくり、服装は常にクラシックなメイド服。

 身長は160センチくらい。体重は秘密だが、見た目よりは遥かに重いそうな。

 スタイルは抜群であり、≪ボク≫が絶賛するほどの巨乳である。巨乳万歳。

 お姉さんタイプだが、たまに小悪魔じみたことをする。

 



「メイドはまだ登場したてで情報らしい情報がないのが欠点かね」


「巨乳っていうのがわかっていれば十分!」


 ……なるほど、面白い。面白いが少しは自重したまえよ?


「善処します」



 さぁて、次はお待ちかね。第三話で登場した≪拠点≫に関するデータだ。

 好きだろう諸君も? ワタシも大好きなのだよ。


「あれか……てかいいのか? ≪拠点≫の情報って結構重要なんじゃ……」


「構わんさ。なにより前回のものでしかないのだからね、他の≪創作者≫たちもデータとしてだけなら、ほぼ全員が把握していると思っていい」


 それにつまらんだろう?

 せっかくの超巨大兵器だ、紹介しないのは勿体ない。


「では、お見せしよう」




 拠点名:ユッグ・ドラジール

 種別:有機生体装甲型自律成長要塞タイプ

 全高:約1,600,000キロメートル

 総重量:不明(有機生体装甲製のため変動)


 巨大な樹木そのものの形態をした≪拠点≫

 その身に茂る枝葉の一枚一枚が一種の防御盾の役割を果たし、戦闘になれば葉を散らせてあらゆる角度からの攻撃を防ぐことが可能。

 樹木の表皮からは結晶状の物体が生えているが、これはエネルギー貯蔵庫であると同時に攻撃手段の一つ。いざとなればミサイルのように射出することが出来る。小惑星程度なら纏めて塵にすることが出来るほどのエネルギー量を蓄えている上、内部で再生産可能。

 武装らしい武装は以上であるが、一番の脅威はその≪再生能力≫である。例えどれほどの攻撃を受け傷を負っても常に修復することで無傷の状態を維持する。

 この≪再生≫には限界はなく、例え塵の一片からでも≪再生≫を実行しようとする。

 なお内部には種子のような形状をした無数の艦船を有しており、当然これらも≪再生≫機能を持ち合わせている。

 戦闘スタイルは完全な超々長期戦型であり、≪再生≫にものをいわせて先に相手の戦力が尽きるのを待ってから一気に相手を押しつぶす。なおこの際は本体自身もその巨大な枝を動かし相手を直接攻撃するという拠点とは思えない生物的な行動までする。

 前≪神代戦争≫優勝者の≪拠点≫であり、≪大いなるB≫に連なる≪創作者≫と≪接続者≫の本拠地であった。




 「これが前回の優勝者の≪拠点≫ユッグ・ドラジールの情報になる」

 

 「改めて見ると……チートだな。なんだよ塵からでも再生するって……」


 そんなに酷いかね? これから君が闘う相手の中にはさらに傍若無人な能力を有してくるものもいるだろうに。

 

 「ふむ……無知は時として幸せなことである」


 「なに?」


 「いやいや、こちらの話しだよ。では次が最後になるね」




 拠点名:ホルス・ソムトソール

 種別:全域砲撃型機動要塞戦艦タイプ

 全高:約650,000キロメートル(翼長は約1,400,000キロメートル)

 総重量:不明


 巨大な猛禽を思わせる形状をした≪拠点≫

 圧倒的な火力と装甲にものを言わせて相手を殲滅するのを主とする正統派。

 鳥で言うところの翼や脚部にあたる場所には砲撃兵装が無数に備え付けられている。

 その砲撃は一撃一撃が常に最大出力で何発でも連発出来るようにされており、その砲自体も≪空間破砕兵器≫の一種であるため、装甲や生半可な防護障壁ではなんら意味を持たない。

 最大の特徴は装甲自体が持つエネルギー吸収機構であり、どのような種類・種別のエネルギー体であれ、それがエネルギー体であれば吸収可能となっている。

 最終戦では太陽を背にすることで常にエネルギー補充状態となっており、実質無限に戦闘を続行することすら可能であった(無論、時艦の損傷と艦内での新造戦力の生産を考慮してのことだが)

 自身とよく似た戦艦を有しており、これらも猛禽ほどではないが無数の艦砲を備えた純粋な戦闘艦であった。

 戦闘スタイルはシンプルであるがゆえに打ち破りにくく、最終戦以前の戦闘では圧倒的火力で真正面から全て薙ぎ払い突き進んできている。

 惜しむらくは最終戦の相手との相性の圧倒的悪さであろう。それが無ければ優勝していたのはこの猛禽を操る≪接続者≫であったかもしれない。




「以上が今のところ判明している≪拠点≫の情報だよ」


「やっぱり最終戦まで残るだけあって凶悪だな……てかシンプル過ぎのが相手に取ってもプレッシャーになることもあるか……」


「決して弱くはなかったが、悲しいかな相手が悪すぎた。もしも砲撃の種類が塵一つ残さず相手を消滅させるような……≪情報抹消型≫のものならば、立場は逆転していただろう」


 まあ、それでも無理だったろうがねえ。

 伊達に≪B≫に連なる存在ではないのだから……


「――――で?」


「なにかね?」


「≪ボク≫はこれからどうなるのさ? 紹介ってのは今ので終わりなんだろう?」


「ああ……安心したまえ。すぐに戻れるさ」


 せっかちなのはいけないな。若いからこそだろうが、しかしせっかちなのはいけない。

 常に穏やかな心で今をあるがままに受け入れる精神を持ってほしいものだ。


「(マジうぜえ……!)」


「やれやれ仕方がない。では帰りたまえよ」


 もっともここでの記憶は残らないがね。


「え?」


「では、次回があるならその時もよろしく頼むよ?」


 あれば、だがね?


「ちょっとマテ――――!」


「では……御機嫌よう。君の織りなす物語を楽しみにしているよ――――」




 

 さて……ワタシの出番はここまでだが……あなた方はもう少しこの≪喜劇≫に付き合っていただきたい。

 彼らがこれから生み出す物語は、至高の物語となるか、はたまた貴方方の記憶にも残らないような駄作となるかはワタシにも分からないが――――なあに、退屈はさせないよ。

 

 では、親愛なる≪観測者≫諸君、貴方方も――――御機嫌よう。

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