表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

論理の魔導師

俺は奴らを信じていた。共に死を迎えるはずだった。だが、怪物が檻を破ったその瞬間、奴らは俺を閉じ込め、ひとりで死ねと見捨てた。

闇に呑まれる感覚を覚えている。頭の中で響いた怪物の笑い声を覚えている。そして、目を開けたときには——十歳の子供の身体で、魔法に支配された世界の祭壇に縛りつけられていた。

俺を裏切った連中も、この世界に転生していた。王子、巫女、貴族の跡取り……。だが全員が、あの虚無で聞いた同じ声を覚えているはずだ。

『一年以内に殺し合え。勝者以外は存在ごと消去される』

奴らは王冠や聖衣の影に隠れられると思っている。だが俺は記憶だけを持ち帰ったわけじゃない。
神すら恐れる力。そして刃よりも鋭い論理。

これは復讐じゃない。

——これは数学だ。

俺は奴らを、ひとりずつ解いていく。
絶望を覚悟しろ
2025/08/30 03:55
鎖と影
2025/08/30 17:28
歯の前の静寂
2025/09/02 18:09
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ