表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

98/353

幼少期 第九十六話

少年が劉備と李良に、


「二人とも、僕も戻ったよ!」


と、言って駆け寄ってくるとこれに劉備が、


「うん、待ってたよ。これで揃ったね、それじゃ壺を貰いに行こっか?」


と、言って少年を迎えるとすぐに次の家に壺を貰いに行こうと話したのであった。

これに李良と少年の二人は、


「わかった、行こうぜ」


「うん、行こう」


と、言って応じると三人で次の家に壺を貰いにいったのである。

そうして尋ねていった家で壺を持っていって良いと言われた劉備達は早速壺を持って水場に向かったのであった。

その後無事水場に壺を持ってきて

壺を下ろした劉備達はすぐに壺を置く台にする為の石二つを探していったのである。


「これで良いか?」


「はい、大丈夫です」


「それじゃ持って行くわ」


「玄ちゃん、これはどう?」


「おお、良いね。それじゃその石、一緒に持って行こうか?」


「うん、良いよ、玄ちゃん」


三人はこのように会話しながら石を選んで運んでいって石を設置すると続けて壺に穴を開けていき、穴を開け終わった壺を石の上に設置したところで濾過装置の材料を壺に入れていき、全ての材料を壺に入れ終わると劉備が、


「それじゃ泥水を入れますね?」


と、言って濾過装置に泥水を入れていったのである。

そうして濾過装置から濾過された綺麗な水が出るのを確認した劉備は、


「これでこの水場での濾過装置作りは終了だね。続けて次の家に壺を貰いに行きましょう」


と、言って李良と少年に次の家に行こうと話し掛けたのであった。

この言葉に少年は、


「うん、わかった」


と、言って二つ返事で答えたのだが、李良は、


「それは良いんだがあとどれぐらい作業するつもりなんだ?あまり遅く家に帰るとまた今日も怒られるだろ?」


と、言って劉備に尋ねてきたのである。

この李良の質問に劉備は、


「…そうですねぇ…。今日はもう一ヶ所で作業をしたら家に帰るようにしましょうか?」


と、言って少し考えた後で李良と少年に尋ねたのであった。

この劉備の提案に李良は、


「ああ、俺はそれで良い。お前は?」


と、言って劉備の提案を了承すると少年に尋ねたのである。

この劉備と李良からの問い掛けに少年は、


「うん、僕も玄ちゃんの話した通りにやれば良いと思うよ」


と、言って頷いたので劉備は、


「二人共賛成してくれたから今日はもう一ヶ所濾過装置を作ったら家に帰りましょう。それじゃ地図を見に村長の家に戻りましょう」


と、言って村長の家に戻っていったのである。

その後午後の作業で二ヶ所目の濾過装置を無事に作成した劉備達は事前に話した通りに家に帰っていったのである。

閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ