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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第九十三話

一つ目の石を運び終えた劉備達はすぐに二つ目の石を探して、その石も運ぶと続けて壺に穴を開けていく作業を行っていったのである。

そうして壺に穴を開ける作業を始めて十五分程度で無事に終わらせた劉備達は続けて壺を石の上に置いていき、設置した壺に濾過装置の材料を入れたのであった。

こうして次の濾過装置を完成させた劉備達はこの濾過装置でもちゃんと濾過出来るかを確かめる為にまた泥水を濾過装置に入れていったのである。

そうして泥水を入れて数分後、濾過装置から綺麗な水が出てくる事を確認した劉備は、


「これで今日二ヶ所目の濾過装置の設置作業が終わりましたね。続けて三ヶ所目の設置をしていきましょうか?」


と、言って李良と少年に話し掛けたのであった。

すると劉備の言葉に李良が、


「いや待て玄ちゃん。そろそろお昼だぞ?一度お昼を食べに家に帰らないとまたお母さんに怒られるぞ?」


と、言って劉備に話してきたのであった。

これに劉備は、


「え…?あ、もうそんな時間になってたんですか?それならみんな一度家に帰ってお昼を食べてこないといけませんね」


と、言って李良の言葉に頷いたのである。

この劉備の言葉を聞いた李良は少年にも、


「玄ちゃんが帰ろうって言ってるからお前も一度帰って昼を食べてこい。良いな?」


と、言って声を掛けたのであった。

これに少年は、


「うん、わかった。一回家に戻ってくるよ」


と、言って素直に返事をしたのである。

この様子を見た劉備は李良と少年に、


「それじゃ一度帰ってきましょう。そして戻ってきたら村長の家に集まって、それから三ヶ所目の設置作業を行う事にしましょう」


と、言ってお昼が終わった後の最初の予定を話していったのである。

これに李良と少年が、


「「うん、わかった」」


と、言って答えるのを聞いた劉備はふと思った疑問を、


「…そういえば私達以外の作業班は見に行かなくても大丈夫かな?李良さん、どう思いますか?」


と、言って李良に尋ねたのであった。

これに李良は、


「…多分大丈夫だと思うんだがなぁ…。それに全部を玄ちゃんが見に行くって事は出来んだろ?玄ちゃんの負担が重すぎるぞ?」


と、言って劉備に他の場所の事は放っておいても大丈夫だろうと答えたのである。

これを受けて劉備は、


「…それなら他の場所の事はその場所の人達に任せますか。そうと決まれば私達はそれぞれ家に帰ってお昼にしましょう。それじゃ二人とも、また後で」


と、言って李良と少年に話すと家に帰る事にしたのであった。

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