表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

89/353

幼少期 第八十七話

簡雍がやってきたすぐ後に子供達もやってきたところで劉備が、


「これで全員集まったみたいだから今日も濾過装置作りの作業を始めていきましょう。組分けは昨日と同じで私と君、憲兄ちゃんとあなた、残りの子供達全員、これに今日は大人達がそれぞれの組に一人ずつ参加してくれるという事で、多分昨日よりも作業時間が短縮出来ると思うんだよね。だからみんな、今日も頑張っていきましょう!」


と、言って大人達に簡雍、それに子供達に話し掛けていったのである。

これに大人達が、


「分かれて作業するのか…」


「そういえば昨日もそういう感じになってたらしいな」


「それで俺達はどう分かれるんだ?」


と、言って話すと劉備に尋ねていったのである。

これに劉備は、


「…そう、ですねぇ…。…特にどういう基準で分かれてもらうかも考えてなかったですから……適当に分かれてくれませんか?」


と、言って大人達に話していったのである。

これに大人達は、


「…ええ…」


「…適当にって…」


「…なんでそんなに雑になるんだよ…」


と、言って呆れていったのだが、この発言に劉備が、


「いや、皆さん大人なんですから子供の私の指示で分かれようとしないで下さいよ…」


と、言ってきたので大人達は、


「あっはい」


「すいません、すぐ分かれます」


「そうだよな、何もかも玄ちゃんの指示で動こうとするのは良くないよな」


と、言ってどう分かれるかを自分達で決める事にしたのであった。

これに劉備は、


「あの、そんなに急がなくてもいいですよ。結果的に昨日よりも人数が増える事になってますから」


と、言って大人達に声を掛けたのであった。

これに大人達が、


「いや、早く終わらせる事が出来るならそっちの方がいいだろう」


「そうそう。人数が増えたからって油断してると昨日みたいな事になるぞ?」


「そうなったら俺達も怒られるからな。だからちょっと急いで誰がどこに行くかを決めさせてもらうぜ」


と、言ってどう分かれるかをすぐに決めると決めたように分かれていったのである。

こうしてこの日の組分けが終わったところで劉備が、


「それじゃ早速作業を始めていきましょう。作業をしていく方向は昨日と同じにしようと思うけど良いよね?」


と、言って全員に問い掛けると簡雍や子供達が、


「「「「「「「うん、良いよ」」」」」」」


と、言って答えたきたのに対して大人達が、


「昨日と同じって言われても…」


と、言って困惑していたので劉備は、


「とりあえずわからない事は自分達の組の子供達に聞いてみて下さい。多分それで上手くいくと思いますから」


と、言って声を掛けたのであった。

閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ