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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第八十六話

劉備が起きて食卓に行くとやはり朝食の用意が完全に出来ており、後は食べるだけの状態になっていた。

この状態を見た劉備は、


「今日も美味しそうですね、母上。それではいただきましょう」


と、言って椅子に座っていったのである。

この劉備に続いて母も、


「ええ、いただいていきましょう、玄徳」


と、言ってこちらも椅子に座っていったのである。

こうして朝食を食べ始めた劉備と母は今朝の朝食の味や今日の予定を話す等をしながら朝食を食べていき、その途中で劉備は、


「…それで今日からの作業には村の大人の人にも参加してもらう事になりましたから昨日のような事にはならないと思います。だから安心してください、母上」


と、言って母に伝える事で母を安心させようとしたのであった。

これに母は、


「そうなのね。それならまあ…少しは安心出来るのかしらね…?」


と、言って劉備の話に頷いたのである。

そうしてこの話も終わり朝食も食べ終わったところで劉備は母に、


「それでは行ってきます。今日はお昼には帰ってこれるでしょうし夕方も遅く帰る事にはならないと思います」


と、言って話したのである。

これに母は、


「ええ、わかったわ。それじゃ気を付けて行ってきなさい」


と、言って劉備を見送る事にしたのであった。

これを受けて劉備は濾過装置作りの為に家を出ていくと真っ直ぐに村長の家に向かっていき、村長の家に到着すると、


「私が一番乗りか。簡雍さんや子供達はともかく大人連中がまだ来てないっていうのは問題だと思うなぁ…」


と、言ってぼやくと続けて、


「…まあ他の人達がくるまでのんびり待つとするかな」


と、言って村長の家の壁に寄り掛かって他のメンバー達を待つ事にしたのである。

そうしているとまずは大人達三人がやってきて、


「お、玄ちゃんもう来てたのか。早いなあ」


と、言って劉備の隣に立ったのである。

これに劉備は、


「おはようございます、皆さん。当然ながら憲兄ちゃんや子供達よりも早かったですね。もしも子供達よりも遅かったらどうしようかと思ってました」


と、言って大人達の言葉に答えたのであった。

これに大人達は、


「…お、おう、当然だぜ…」


「…玄ちゃんはともかく他の子供達に負けるわけにはいかないからな…」


「…まあ玄ちゃんに負けるのもどうかとは思うんだがな…」


と、少し顔を強張らせながら言って劉備の言葉に答えていったのである。

こうして劉備と大人達が話しているところに簡雍もやってきて、


「おお、玄ちゃんも大人達も早えなあ…」


と、言うと劉備達に合流したのであった。

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