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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第八十四話

長い追及が続いたところで劉備の母は劉備に、


「…ふぅ、とりあえずはこんなところかしら…」


と、言って追及が終わった事を告げたのである。

これに劉備は、


「…わかりました…。…母上…」


と、息も絶え絶えに言って答えると母が、


「それじゃ食事にしましょうか。お腹空いてるでしょ、玄徳?」


と、言って劉備に尋ねてきたのであった。

この問い掛けに劉備は、


「…そうですね…。お腹空いてます…」


と、言って母の問い掛けに答えると母が、


「それじゃ行きましょう。もう食べられるようになってるから」


と、言って歩いていったのである。

そうして劉備も母の後をついていって食卓に行くと夕食を食べ始めたのである。

そしてそのまま夕食を食べ終わった劉備は日中の作業の疲労と説教で受けたダメージとで夕食を食べ終わった直後にうとうとし始めたので母が、


「…どうする玄徳、もう寝ちゃう?」


と、言って劉備に尋ねてきたのであった。

これに劉備は、


「…はい…寝ます…」


と、言ってすぐに返事をしたので母は、


「…これは相当限界にきてるわね…」


と、言って劉備の様子を見た後すぐに、


「わかったわ、玄徳。すぐに寝室に連れて行くからね?」


と、言って劉備を抱き上げると劉備に話した通りにそのまま寝室に連れていくとすぐに劉備を寝かし付けたのであった。

そうして翌朝、目を覚ました劉備は第一声に、


「…あれ?私いつの間に寝室に来て寝た?」


と、言って周囲を見回したのである。

そんな劉備にもうすでに目を覚まして着替えをしていた母が、


「あら、おはよう玄徳。よく眠れた?」


と、言って尋ねてきたのであった。

これに劉備は、


「あ、母上、おはようございます。よく眠れました」


と、言って答えると続けて、


「…私が寝室に来ていたのは母上が連れてきてくれたんですか?」


と、言って母に自分が寝室で眠っていた事の疑問を母にぶつけていったのである。

この質問に母は、


「ええ、そうよ。夕食を食べ終わったぐらいからうとうとしてたからそのまま寝室に連れていって寝かせたのよ?」


と、言って劉備の質問に答えたのであった。

これに劉備は、


「…ああ、そう言われたらなんか少し思い出しました…。ありがとうございます、母上…」


と、言って母に感謝の言葉を伝えたのである。

これに母は、


「別に感謝しなくても良いのよ?当たり前の事なんだから」


と、言って劉備の答えると母は劉備に、


「それよりもう少し寝ていたら?私も起きたばかりで朝食の準備もこれからだし」


と、言って話していったのであった。

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