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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第八十二話

劉備の言葉を聞いた大人達は、


「「「「「「「は!?また明日も!?」」」」」」」


と、言って叫んだのであるが、これに劉備は、


「…あ、いえ、正確には明日だけじゃなくて多分全部完成するまで数日間…」


と、言って大人達の顔色を伺ったのである。

この劉備の発言に大人達は、


「劉備!お前今言われた事をどう思ってるんだ!?」


「怒られた直後にその原因の行為を続けて良いかと聞くなんて…」


「全くどういう頭をしてるんだ…」


と、言って全員が劉備に文句を言ってきたのであった。

これに劉備は、


「当然わかっています。ですが今は種まき前の…言ってみれば暇な時ですよね?ですからどうしても今のうちにやっておきたいんです」


と、言って大人達に話していったのである。

この劉備の言葉に大人達は、


「それはそうだが、俺達が言ってるのはそういう事じゃなくてだな…」


「そうそう。怒られた原因は昼食の時に戻ってこなかったりその後も全然戻ってこなかったりなんだからな?」


「お前のさっきの発言にはその反省とかが全くなかったぞ?その辺はどう考えてるんだ?」


と、言って劉備に尋ねてきたのであった。

これに劉備は、


「それもわかっています。ですから明日からの作業には大人達の中から誰か…三人ぐらいが一緒に作業を行ってくれると私達も助かりますし、皆さんも私達の事を見張る事が出来ますよ?」


と、言って大人達に提案していったのである。

この劉備の提案を聞いた大人達は、


「…むぅ…なるほど、そうきたか…」


「…確かにそう言われるとその考えが良いようには聞こえるが…」


「それより気になったのは、大人は三人なのか?三人で良いのか?」


と、言って半分ぐらい劉備の言葉に納得しながら劉備に尋ねたのであった。

これに劉備は、


「今日は三組に分かれて作業していたので明日も今日と同じように三組に分かれて作業しようと思っていたんです。ですから大人達三人は子供達三組に一人ずつの三人が良いんじゃないかと思ったんです。どうでしょうか?」


と、言って大人達に三人と言った説明を行ったのである。

この説明に大人達は、


「な、なるほど…そういう事か…」


「確かにそう説明されたら三人が良いのかもしれないな」


「わかった、三人でいこう」


と、言って全員が劉備の提案を聞き入れたのであった。

そんな劉備と大人達の様子を見ていた村長が、


「…これで話はまとまったな。ではそろそろ解散してくれるか?もう遅いからな」


と、言って全員に帰るように伝えたのである。

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