表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

66/353

幼少期 第六十四話

劉備の言葉を聞いた村長は、


「ふむ、そうか。わかった、また地図が必要なったらすぐに来るのだぞ?」


と、言って劉備に話したのであった。

これに劉備は、


「わかりました、ありがとうございます。それじゃみんなのところに戻りますね」


と、言って村長の家から出ていったのである。

そうして簡雍達のところに戻った劉備は簡雍達に、


「みんなお待たせ。それじゃあ誰がどこにお願いしに行くかを決めましょうか」


と、言って話し掛けたのであった。

これに簡雍は、


「…やっぱり分かれて行くのな…」


と、言って露骨にテンションを下げたのである。

これを見た劉備は、


「だから全部を私に押し付ける事が出来ないってわかった瞬間にやる気無くさないで下さいよ…。ほら、子供達だって見てるんだし…」


と、子供達を見ながら簡雍に話したのである。

これに簡雍は、


「…う~…、しょうがねぇな…。わかったよ、分かれて行くよ。それで誰がどこに頼みに行くんだ?」


と、言って現在の状況に諦めながら劉備に誰がどこの家に壺を貰いに行く交渉をするのかを尋ねたのであった。

これに劉備は、


「それを今から決めるんですよ。まずは一緒に行く人の組み合わせから始めましょう」


と、言って全員を見回したのである。

そうして劉備は、


「まずは私なんですけど壺を運ぶ事になると思うので男の子が良いんだけどどうかな?」


と、言って全員を見たのであった。

これに簡雍が、


「じゃあ俺が一緒に行こう!」


と、言って手を上げたのである。

これに劉備が、


「だから憲兄ちゃんは私と一緒は駄目だって何回も言ってるでしょ…」


と、言って簡雍に冷たい視線を向けたのであった。

これに簡雍がガックリと肩を落としている中、劉備は子供達の中の一人に、


「じゃあ…あなた。あなた私と一緒に行ってくれますか?」


と、言って声を掛けたのである。

これに声を掛けられた少年は、


「…え!?おいら!?なんでおいら!?」


と、言って混乱したのだがそんな少年に劉備は、


「あなたがこの中で一番体が大きいから選んだんだけど駄目だったかな?」


と、言って話し掛けたのであった。

これに少年は、


「そういう理由だったんだ…。まあいいけど…」


と、言って劉備の言葉を受け入れるのを見た劉備は続けて、


「じゃあ次は憲兄ちゃんと一緒に行く人を決めましょうか」


と、言って簡雍に話し掛けたのである。

これに簡雍は、


「…それなら俺は…」


と、言って一緒に行く相手を決めようとしたところで劉備が、


「出来れば憲兄ちゃんには女の子と一緒に行ってもらいたいんだけど…どう?」


と、言って頼んだのであった。

閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ