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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第六十三話

PV数15000突破!

皆様ありがとうございます!

これからも頑張ります!

地図を受け取った劉備は村長に、


「ありがとうございます。使い終わったらすぐに返しにきます」


と、言って頭を下げるとそのまま部屋から出ていったのである。

この劉備の行動に村長が、


「うむ、わかった。それではまた後でな」


と、普通に言って劉備を見送ると簡雍達に、


「劉備は行ったぞ?お前達は行かんで良いのか?」


と、言って尋ねたのであった。

これに簡雍が、


「あ、行きます!みんな行くぞ!」


と、言って子供達に話した後で立ち上がると村長に、


「それじゃ失礼します!さようなら!」


と、言って劉備の後を走って追い掛けていったのである。

そうして村長の家を出て外の道に出たところで劉備がしゃがみ込んでいる姿を見ると簡雍は劉備に、


「おい玄ちゃん、いきなり話を進めて勝手に外に出ていくなよ、焦るだろ?」


と、文句を言ったのである。

これに劉備は、


「あ、ごめんなさい憲兄ちゃん。ちょっとやらないといけない事が出来ちゃったから急いで出てきちゃった」


と、言って簡雍にてへペロすると再びさっきまでと同じように地面に向かって何かを行ったのである。

ここに子供達も合流したところで簡雍が、


「…で、玄ちゃんよ、今何やってるんだ?」


と、言って劉備に尋ねたのであった。

これに劉備は、


「うん、地図を借りる時間を少しでも短くしようと思ってね…」


と、言いながら地面に何かをしていったのである。

そうしてしばらくすると劉備が、


「よし、出来た!これで地面にこの地図を写し終わったよ!」


と、言って立ち上がったのであった。

そして劉備は簡雍や子供達を近くに呼び寄せると地面に書いた地図を見せながら、


「これで少しの間は地図を使わなくてもよくなったよ」


と、言って地面に書いた地図を指差したのである。

これに簡雍は、


「なるほど、さっきからやってたのは地面に地図を書き写す作業だったんだな」


と、言って劉備が地面に書いた地図を眺めたのであった。

これに劉備は簡雍達に、


「うん、そうだよ。とりあえずこれで地図を返してきてもよくなったから地図を返してくるね」


と、言って村長の家に戻っていったのである。

そうして劉備は村長の家で村長を探して見つけると村長に、


「あ、村長、地図を返しに来ました。はいどうぞ」


と、言って地図を返すと受け取った村長から、


「…うむ、確かに。しかし良いのか?さすがに早すぎるとおもうのだが?」


と、言って尋ねられたのであるが劉備は、


「いえ、大丈夫です。問題ありません。まあ駄目だったらまた借りにきますから」


と、言って村長の言葉に答えたのであった。

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