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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第六十二話

村長の言葉を聞いた劉備は、


(村長から村長にって事は村長が変わる度に引き継ぎがされてるって事か?何て言うか、妙な話だな…)


と、思いながら村長の言葉に、


「そうなんですね。…それで壺を持っていそうな人の家はどれですか?」


と、言って地図を眺めたのである。

この劉備の言葉に村長は、


「まあ待て。まずはここ、ここがわしの家だ。ここを中心にして説明する。これで良いかな?」


と、言って劉備を一旦止めて地図の中心を劉備達に話してから壺を持っていそうな人の話を始めたのである。

村長は、


「まずはわしの家の二つ左のこの家、この家の住人の李さんなら壺を持っているだろう。次にわしの家の三つ右のこの家、この家の住人の趙さんも壺を持っていたはずだ。それから…」


と、言って次々と壺を持っていそうな人物を話していったのである。

これに簡雍と子供達は、


「…うぇ?えっと、この家の李さんが持ってて…?」


「…それから…この家の趙さんも持ってて…?」


「…えっと、それから…誰が持ってるんだっけ…?」


と、言って混乱したのだが、劉備は、


「村長さん、今言ってくれた人達で全部ですか?」


と、言って村長に尋ねていったのである。

これに村長は、


「うむ、さっき話した人達で全部だ。覚えられたかな?」


と、言って劉備の質問に答えて劉備に尋ねたのであった。

これに劉備は、


「覚えました。それで村長さんに一つお願いがあるんですけど良いですか?」


と、言って答えて村長に話し掛けたのである。

この劉備の言葉に村長は、


「聞けるかどうかはお願いの内容にもよるが…話してみなさい」


と、言って劉備にお願いの内容を話すように促したのであった。

この村長の言葉を受けて劉備は、


「それでは話します。この地図を少しの間貸してくれませんか?」


と、言って村長に自身のお願いである、地図を貸してほしい、を話していったのである。

これに村長は、


「ふむ、まあ予想通りのお願いであったな。それはそれとして貸しても良いが一つだけ条件がある。それで良いかな?」


と、言って劉備に尋ねたのであった。

これに劉備は、


「構いません。それで条件とはなんでしょうか?」


と、言って村長に地図を貸してもらう為の条件を尋ねたのである。

これに村長は、


「条件は地図を必ず返す事。これだけだ。どうかな?」


と、言って劉備に尋ねたのであった。

これに劉備は、


「それなら大丈夫だと思います。では地図を借りていっても良いですか?」


と、言って村長に尋ねていったのである。

これに村長は、


「うむ、良いだろう」


と、言って劉備に地図を手渡したのであった。

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