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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第五十八話

劉備の言葉を聞いた子供達は、


「…う、うん。…確かにそう言われるとちょっとやる気が出てくる感じがする…」


「…うん、おいらもそんな感じがする」


「…うん、頑張ってやってみる」


と、言って劉備と簡雍の二人に話してきたのであった。

これに劉備と簡雍は、


「…おいおい、全員がやる気を取り戻すとか、玄ちゃんの言葉はすげえなあ…」


「そういう言われ方はちょっと嫌なんですけど、今はそれよりも子供達がやる気を取り戻してくれた事を喜びましょうか。それじゃあみんな、次の濾過装置を作りに行こうか」


と、言い合ってから劉備が子供達に話し掛けていったのである。

これに子供達が、


「うん、行こう!」


「行こう行こう!」


「次はどこに作るの?」


と、言って満場一致で賛成してきたので劉備は、


「私の考えとしては各水場に一つ設置していけば良いかなって思ってるんだけどみんなはどう思う?」


と、言って全員に問い掛けた直後、簡雍に、


「はい、憲兄ちゃん、どう思う?」


と、言って名指しして尋ねたのである。

これに簡雍は、


「…え?俺?なんで?」


と、言って普通に混乱したのであった。

この簡雍に劉備は、


「単なる嫌がらせですよ。深い意味はありません」


と、言って簡雍にテヘペロした後で、


「それでどう思いますか、憲兄ちゃん。それぞれの水場に大型濾過装置を一つで良いと思いますか?」


と、言って改めて簡雍に尋ねたのである。

これに簡雍は、


「嫌がらせかよ…。まあいいや。そうだな、俺もそれぞれの水場に一つの濾過装置で良いと思うぜ」


と、言って劉備の言葉に賛成したのであった。

これに劉備は、


「憲兄ちゃんも賛成か。それじゃあこれで良いかな」


と、言って子供達に目を向けると、


「みんなもそれで良いかな?嫌だったらすぐに言ってね?」


と、言って軽くではあったが子供達にも意見を聞いていったのである。

これに子供達も、


「…一つでいいんじゃない?」


「うん、それで大丈夫だと思う」


「足りなかったらまた作ればいいもんね」


と、言って劉備と簡雍の話した、一つの水場に一つの濾過装置、の案に賛成していったのである。

この為劉備は、


「わかったよ。それじゃここの水場には濾過装置を設置出来たから次の水場に行こう。みんな行くわよ!」


と、言って簡雍と子供達を引き連れて次の水場に向かっていったのであった。

これに簡雍は、


「よし、行くぞみんな。遅れるなよ?」


と、子供達に言って劉備の後に続くと子供達も、


「うん、行こう!」


「みんな遅れるなよ!」


「玄ちゃん待ってー!」


と、言って劉備の後を追い掛けていったのである。

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