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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期
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幼少期 第四話

発火器の力を母に見せた劉備は続けて濾過の力を母に見せる事にしたのである。

その為劉備は母に、


「母上、次は水を綺麗する方法を母上にお見せします!」


と、言って母を連れて家の外に出ていったのであった。

こうして家の外に出た劉備は母に、


「少し待っていて下さいね?」


と、言うと発火器を作った時と同じように濾過装置を作るのに必要な材料を集める準備を始めたのである。

まず劉備は、


(まずは入れ物だけどこれは竹を使えば良いかな。後は小石と木炭に…確か砂か砂利だったっけ。それと布も必要だったよね。よし、パパッと集めるか)


と、声を出さずに頭の中だけで考えをまとめると濾過装置を作るのに必要な材料を集める作業を本格的に開始したのであった。

劉備は最初に入れ物に使う予定の竹を探す事にしたのである。

この竹を探すのに劉備は出てきたばかりの家に戻っていくと家の中を探し始め、家のあちこちを探し回ったところでようやく手頃な大きさの竹を見つけた劉備はそれを持って母の元に戻ると母に、


「母上、まずはこれを持って待っていて下さい」


と、言って竹を渡したのである。

これに母は、


「…竹?竹で水が綺麗になるの?」


と、言って劉備に尋ねたのであった。

これに劉備は、


「いえ、竹は水を綺麗にする道具の一部になるんです。ですから他の材料を集めてくるまで持っていて下さい」


と、言って母にとりあえずの簡単な説明をすると竹を預けて他の材料を探しにいったのである。

そこで劉備は竹の次に竹に入る大きさの適当な小石を探し始めたのであった。

そうして探し始めて十五分、劉備は、


「…小石ぐらい簡単に手に入ると思ってたんだけど…あの竹に入るぐらいの適当な大きさに限定するとなると結構難しいな…。それでも結構集まったし、一回持って帰るか…」


と、言って母の元に帰ったのである。

そして母の元に帰った劉備は、


「母上、次の材料を集めてきました!」


と、言って母に集めてきた小石を見せたのであった。

これに母は、


「…小石?竹の次は小石なの…?これでどうやって水を綺麗にするの?」


と、言って劉備に尋ねてきたのである。

これに劉備は、


「まだ他にも必要な材料があるのでこれからなんですけど…とりあえずさっきの竹にこの小石を入れていって…」


と、言って説明しながら母に預かってもらっていた竹に小石を入れたのであった。

そうして集めてきた小石を全て入れ終えた劉備は母に、


「これからまだ竹に入れていく材料を集めてくるので待っていて下さい、母上!」


と、言って次の材料集めに駆け出していったのである。

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