幼少期 第五十五話
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劉備から合格点をもらった少女は、
「良かった…。これで私は濾過装置の作り方を覚えた事を玄ちゃんに認めてもらえたんだね」
と、言ってホッ、と息を吐いたのである。
これを劉備は、
「そんなに気にしなくても良いって言ったのに…。あなたがそれだと他の子達もびくびくしながら濾過装置を作らないといけなくなっちゃうよ?」
と、言って少女に話し掛けたのであった。
これに少女は、
「…ごめんなさい、やっぱりどうしても緊張しちゃって…」
と、言って劉備に頭を下げたのである。
これに劉備は、
「だからそういうのは良いって。それより次の子が濾過装置を作っていってみようか?誰か作ってみたいって人はいるかな?」
と、言って濾過装置の作り方を覚えていないと言った子供達に尋ねたのであった。
これに問い掛けられた子供達の中から、
「…僕やりたい。覚えたい。僕がやります!」
と、言って一人の少年が挙手してきたのである。
これに劉備は、
「わかった。それじゃ濾過装置の中の物を出していくからね?」
と、言って少女が作った濾過装置の中身を出していったのである。
そうして劉備は空っぽになった濾過装置を、
「はい、それじゃやってみてね?」
と、言って挙手してきた少年に手渡したのであった。
こうして手渡された濾過装置を少年は、
「じゃあ作っていくよ?まず最初に小石を入れて、次に…」
と、いうように正しい順番を口に出して確認しながら濾過装置を作り上げていったのである。
こうして作業していた少年が、
「…よし、出来た。玄ちゃん、水をお願い」
と、言って劉備に作り上げた濾過装置がちゃんと作られているかを試してみてほしいと話してきたのである。
これを受けて劉備は、
「わかった。それじゃいくよ?」
と、言って持ってきていた水を濾過装置に入れていったのである。
そうして少女が作った濾過装置の時と同じように待っていると濾過装置から無事に綺麗な水が出てきたので濾過装置を作った少年は、
「…ふぅ、これで僕も濾過装置の作り方を習得出来た事になるんだよね?玄ちゃん」
と、言って劉備に尋ねていったのである。
これに劉備は、
「うん、そうだね。良くできました」
と、言って少年を誉めるとその他の子供達に顔を向けると、
「さて、これで二人が濾過装置の作り方を習得した事になるわけだけと、次は誰が作るかな?」
と、言って話し掛けた数秒後に、
「おーい、玄ちゃん、みんな!持ってきたぞー!」
と、言いながら簡雍が戻ってきたので劉備は、
「お、簡雍さんが戻ってきた。これで全員が濾過装置を持てるようになるね」
と、言って駆け寄ってくる簡雍を見つめたのであった。
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