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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第四十五話

PV数10000突破!

皆様どうもありがとうございます!

これからも頑張ります!

走り去る簡雍を見届けた劉備は、


「…さて、私も材料を探しに行きますか…」


と、言って劉備自身も濾過装置を作るのに必要な材料を集めに行ったのである。

ここで劉備は、


「私が集めるのは炭と布だから…家に帰って母さんに頼んでみるかな」


と、言って自身の家に帰るのであった。

こうして家に帰ってきた劉備は母に、


「母上、用事が出来たので少し帰ってきました」


と、言って家の中に入っていったのである。

この劉備の言動に母は、


「あら、お帰りなさい、玄徳。用事ってどんな用事?」


と、言って挨拶をしてから劉備の言う用事が何なのかを尋ねたのであった。

こんな母に劉備は、


「新しい濾過装置を作るのに炭と布が必要になりました。この二つを集めにきました」


と、言って答えると母が、


「…また炭で真っ黒になるわね…。それはそうと布も集めるのね。それじゃ私が炭を集めましょうか?」


と、言って劉備に聞いてきたのだが劉備は、


「母上を真っ黒にするわけにはいきませんから、炭は私が集めます。ですから母上は布の方をお願いします」


と、言って母に布を集めてほしいと頼んだのであった。

この劉備の布探しのお願いに母は、


「…わかったわ、玄徳。だけどあまり真っ黒にならないでね」


と、言って引き受けると言うと同時に劉備にあまり汚れないようにと、釘を刺したのである。

この母の言葉を聞いた劉備は、


「…出来る限り努力します…」


と、言って台所に向かっていったのである。

そこで劉備は、


「うん、結構あるね。これならあの壺一つ分の炭にはなるかな?」


と、言って台所にあった炭の量の予想を口にしたのであった。

そうして劉備は台所にある炭を集めていったのである。


「これとこれとこれに…これもいけるか。後は…」


と、言って次々と炭を取り出していくと劉備は、


「…とりあえずこのぐらいにしておいて一回持っていってみるか。足りないようならまた取りにくればいいんだし」


と、言って炭を持って台所から出ていったのである。

そんな劉備に布を持ってやってきた母が、


「…はい、玄徳、頼まれた布よ」


と、言って劉備に布を渡すと、


「それからまた真っ黒になってるじゃない…。どうするの?」


と、言って尋ねてきたのであった。

これに劉備は、


「多分そうなると思っていましたし、この後も多分汚れると思うからもうこのままでいいです」


と、言って母から布を受け取ろうとしたのである。

この劉備の言動に母は、


「…はあ、まあ今やっている事が全部村の為だってわかってるからあまりうるさくは言わないけど…少しは気を付けてね?」


と、言って劉備に言って聞かせたのであった。

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