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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第四十四話

なんとか書けました…。

夏場は投稿数が少なくなると思いますが皆様どうかご了承を…。(土下座)

劉備の後に続いて母も台所に向かうと二人で協力して朝食を作り、食卓に運んで朝食を食べ始めたのである。

その中で劉備は母に今のところの今日の予定を話し、朝食を食べ終えると食器を片付けてから濾過装置設置の作業の続きを行う為に昨日の水場に向かうのであった。

そうして到着した水場にはすでに簡雍が到着しており、劉備に、


「おう、玄ちゃんおはよう。今日は俺の方が早かったな?」


と、言って挨拶をして近付いてきたのである。

これに劉備は、


「おはようございます、憲兄ちゃん。早かったですね?」


と、言って挨拶を返したのであった。

この挨拶と問い掛けに簡雍は、


「ああ、飯食ったらすぐに出てきたからな。それにここなら玄ちゃんの家より俺の家の方が近いしな」


と、言って劉備の言葉に答えたのである。

この返答を聞いた劉備は、


「…確かにそういう理由なら私よりも早く来ていないとおかしいって事になりますね」


と、言って簡雍の顔を見ると劉備は続けて、


「それじゃ作っていきましょう。必要な材料は小石に炭に砂に布ですね。早速集めに行きましょう」


と、言って今から集める材料の種類を簡雍に説明したのであった。

これを聞いた簡雍は、


「わかった。それじゃ俺は何を集めたら良い?」


と、言って劉備が説明した材料の中で自分は何を集めれば良いのかを劉備に尋ねたのである。

これに劉備は、


「…小石と砂ですかね…。炭は多分人が真っ黒になるでしょうから憲兄ちゃんが真っ黒になって帰ってきたらお父さんとお母さんが驚きますよ?」


と、言って簡雍に話したのであった。

この材料の種類に簡雍は、


「…炭の理由はわかったけど布の理由は?なんで駄目なんだ?」


と、言って劉備に布を担当させてもらえなかった理由を尋ねたのである。

この質問に劉備は、


「…なんとなく交渉が苦手そうだなぁ、って思って。大丈夫なようならお願いしますけど…?」


と、言って簡雍に理由を説明した後で軽く頼んでみたのであった。

この劉備の言動に簡雍は、


「…まあ確かに交渉事は苦手だけども、そういう感じではっきり言われるのはちょっと辛いぞ?」


と、言って劉備の言動に文句をぶつけたのである。

これに劉備は、


「…だったら練習も兼ねて交渉事をやってみますか?」


と、言って簡雍に尋ねたのである。

するとこれに簡雍は、


「いや、俺は小石と砂で良いぜ!それじゃ行ってくる!じゃあな!」


と、言って劉備の前から走って逃げ出したのであった。

その様子を見た劉備は、


「…スペシャル特訓のメニュー追加だね、あれは…」


と、言って走り去る簡雍を眺めたのである。

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