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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第三十九話

村長の言葉に従って壺を水場に持っていった劉備と簡雍。

そこで劉備はある重大な忘れ物に気付いたのである。

それを劉備は、


「…あ、椅子の事を完全に忘れてた…」


と、言って簡雍に伝えたのであった。

これに簡雍も、


「…そう言われてみればそうだった…」


と、言って椅子の存在を忘れていた事を思い出したのである。

これに劉備は、


「…どうしよう、もう一度村長さんの家に行ってみる?」


と、言って簡雍に問い掛けたのだが、簡雍は、


「…いや、それは…。壺をもらったのにさらに椅子も下さいって言いに行くのはちょっと…」


と、言って難色を示したのであった。

この簡雍の言葉に劉備は、


「…そうなると椅子はどこから持ってこようかな…?一旦家に帰って使ってない椅子があるかどうか見てみようかな…」


と、言って一度家に帰ってみようかと簡雍に提案したのである。

この発言に簡雍も、


「…そうだな、それが良いだろうな。それじゃすぐに帰るかい?」


と、言って劉備の案を受け入れるとこのまま家に帰るかどうかを尋ねたのであった。

これに劉備は、


「はい、すぐに帰ってきましょう。それで使わなくなっていて、持って出ても問題無い椅子を見付けたらすぐにこの場所に持ってきましょう」


と、言ってすぐに家に帰ると決め、自分達の家にちょうど良さそうな椅子があればその椅子を使うようにしようと話したのである。

この方針を聞いた簡雍は、


「…使えそうな椅子が無かった場合はどうするんだ?ここには戻らなくていいのか?」


と、言って劉備に尋ねたのである。

この質問に劉備は、


「…それはここまで戻ってきて自分の家には無かったって報告しましょうよ?」


と、言って簡雍に話したのであった。

これを聞いた簡雍は、


「わかったぜ。それじゃ帰ってこよう。また後でな、玄ちゃん」


と、言って家に帰っていったのである。

これに続いて劉備も、


「はい、私も帰ってきます。また後で会いましょう、憲兄ちゃん」


と、言ってこちらも家に帰っていったのであった。

そうして家に帰った劉備は、


「母上、この後またすぐに出ていくんですけど一度帰ってきました」


と、言って母に声を掛けていったのである。

これに母は、


「…そうなのかもしれないけど、お帰りなさい、玄徳。…それですぐに出ていくってどれぐらいすぐなの?」


と、言って返事をした直後にすぐ戻るのすぐがどれだけの早さなのかを尋ねてきたのであった。

これに劉備は、


「…家に使っていない、それで持って出ても大丈夫な椅子があったらそれを持って出ていきます…」


と、言って母の問いに答えたのである。

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