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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期
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幼少期 第三十八話

幽霊を怖がる簡雍に劉備は、


(このまま簡雍を弄り倒して良いものかどうか…。下手したら手伝ってくれなくなりそうだし、この辺りで止めておくか…)


と、心の中で話して簡雍弄りを止める事を決めるて簡雍に、


「はいはい、それじゃこの話はここで終わりね?早くしないと村長さんが待ちくたびれちゃうから」


と、言って倉庫の奥に歩いていったのである。

これに簡雍も、


「あ、待てって玄ちゃん!俺を置いて行こうとするなよ!」


と、言って劉備の後を追って村長のいる倉庫の奥に向かっていったのである。

そうして劉備、簡雍の二人も村長のいる倉庫の奥に到着すると村長が、


「おお、二人共来たか。壺はこんな物で良いか?」


と、言って倉庫の奥にあった壺を劉備と簡雍に見せてきたのであった。

しかしこれに劉備が、


「…倉庫の中が暗いのでよく見えないんですが…」


と、言って村長に話すと簡雍も、


「…俺もちょっと見えないです、村長…」


と、言って村長にここでは無理だと間接的に伝えたのである。

これに村長は、


「…そうか、わかった。それじゃこの壺を倉庫の外に出してみよう。それからこの壺が使えるかどうかを判断してもらおう」


と、言って壺を持って倉庫の外に向かい始めたのであった。

これに劉備と簡雍も、


「手伝います」


「俺も手伝います」


と、言って村長と一緒に壺を持って倉庫の外に出ていったのである。

そうして倉庫の外に壺を持って出た三人は明るい太陽の下で持って出た壺を確認し始めたのであった。


「…どうかな?この壺は使えるかな?」


村長がこう言って劉備に尋ねると劉備はじっくりと壺を見て、


「…うん、この大きさなら濾過装置として使っても大丈夫だと思います」


と、言いながら壺のあちこちを叩きながら話すと続けて、


「村長、とりあえず一つ目の壺はこの壺に決めます」


と、言って村長に告げると続けて簡雍に、


「憲兄ちゃん、この壺を持って帰りましょう」


と、言って本格的にこの壺を持って帰る事を決めたのである。

これに簡雍は、


「そうか、この壺を持って帰るのか。よし、わかった」


と、言って劉備の言葉に答えると村長に、


「と、いうわけなのでこの壺を持って帰ります。村長、ありがとうございました」


と、言って村長に頭を下げたのであった。

これに劉備も続いて、


「村長、ありがとうございました」


と、言って村長に頭を下げたのである。

これに村長は、


「そんな事はいいから早く持って行きなさい。そしてあまり遅くならない内に家に帰るように。わかったな?」


と、言って劉備と簡雍に話して聞かせたのであった。

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