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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第三十二話

劉備は家に帰ると早速母に、


「母上、帰りました!」


と、言って駆け寄ると母に抱き付いたのである。

これに母は、


「ええ、お帰りなさい玄徳。大丈夫?疲れてない?」


と、言いながら劉備を優しく抱き返したのであった。

これに劉備は、


「…疲れてはいないですけどお腹は空きました…。昼食は…まだですか…?」


と、言って母に尋ねたのである。

これに母は、


「…ぷっ、あははは…!」


と、笑い、続けて、


「ああ、可笑しかった。ふふふ、わかったわ、玄徳。すぐにつくるからちょっと待っててね?」


と、言ってから劉備を放すと台所に向かい昼食を作り始めたのであった。

そんな母に劉備は、


「…母上ごめんなさい、今はちょっと手伝えないです…」


と、言うと寝室に行って寝転んだのである。

そうして寝転んでいる間に劉備は寝てしまい、気が付いた時には母が、


「玄徳、良く寝てたわね。昼食は出来てるけどもう食べる?それとももう少しお昼寝する?」


と、言って優しく起こして話し掛けてきていたところであったので劉備は、


「…あ、母上ごめんなさい。寝てました…」


と、言ってまずは母に謝ったのである。

しかし母は、


「ううん、気にしないでいいのよ、玄徳」


と、言って劉備の謝罪を止めると続けて、


「それよりどうする?食べちゃう?それともお昼寝を続ける?」


と、言って改めて今からすぐの予定を聞いてきたのであった。

これに劉備は、


「…食べます。お腹空いてます…」


と、言って昼食を食べるという事を母に伝えたのである。

これに母は、


「わかったわ。それじゃ私は先に行ってるからあなたも来てね?」


と、言って寝室を出ていったのである。

これに劉備は、


「…うー、寝ちゃってたのか…」


と、言って辺りを見回すと、


「…母上と昼食が待ってる…。よし、行こう」


と、言って立ち上がると母と昼食が待っている食卓に向かっていったのであった。

そうして食卓に着いた劉備は先に来ていた母に、


「来ましたよ、母上。…まだ食べてなかったんですね?」


と、言って尋ねつつ現在の状況を確認していったのである。

そんな劉備に母は、


「あなたが来てから一緒に食べようと思っていたからね。それじゃいただきましょうか、玄徳」


と、言って劉備の言葉に答えると劉備は、


「わかりました、母上」


と、言って答えて食卓についたところで母が、


「それではいただきます」


と、言って手を合わせたところで劉備も、


「いただきます」


と、言って母と同様に手を合わせた後、二人は昼食を食べ始めたのであった。

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