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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第三十一話

簡雍が助けに来てくれた事で劉備の負担が減り、発火器の配り終わりが見えてきた事に劉備は、


「ありがとうございます。おかげで発火器を配り終わるところが想像出来るようになりました」


と、言って簡雍に感謝の言葉を伝えたのであった。

これに簡雍は、


「気にすんなよ。困った時はお互い様っていうだろ?」


と、言って劉備に話すと続けて、


「それよりさっさとやって早く終わらせようぜ?急がないと明日もこんな事になるぜ?」


と、言って劉備に早く発火器作りと発火器配りを再開するように言ったのである。

これに劉備も、


「はい、わかりました。すぐに始めましょう」


と、言って発火器作りと発火器配りを再開させたのであった。

こうして再開された発火器作りと発火器配りは簡雍の手助けもあって当初劉備が予想していた終了時間を大きく短縮してこの日のお昼前には全ての村人に配る事が出来たのである。

これに劉備は、


「憲兄ちゃんありがとうございます。おかげでお昼前に終わりました。一人でやってたら憲兄ちゃんの言ってたように明日も発火器作りと発火器配りをやらなければいけなかったような気がします。本当に助かりました」


と、言って簡雍に丁寧に頭を下げたのであった。

これに簡雍は、


「よせやい、照れるぜ。それに言ったろ?困った時はお互い様だって。だから今度は俺が困ってる時に玄ちゃんが力を貸してくれれば良いだけだからよ?」


と、言って劉備の頭を撫でたのである。

これに劉備は、


「…あ、はい、わかりました…」


と、言って顔を赤くしたのであった。

これに簡雍は、


「…うん?どうしたんだ玄ちゃん?」


と、言って劉備の顔を覗き込んだのである。

これに劉備は、


「…頭撫でられたの…久しぶりだったから…嬉しかった…です…」


と、言って簡雍に笑顔を見せたのであった。

するとこれに簡雍が、


「…そっか。俺で良かったらこれからも玄ちゃんの頭を撫でてやるよ」


と、言って再度劉備の頭を撫でたのである。

これに劉備は気持ち良さそうに目を細めて、


「…はい、お願いします」


と、言って簡雍の言葉に答えたのであった。

そうしているところで劉備のお腹がキュルル、と可愛く鳴ったので劉備と簡雍の二人は、


「「…あはは」」


と、笑い合って、劉備が、


「…お腹空きました」


と、言って簡雍に伝えると簡雍も、


「ああ、俺もだ」


と、言って答えたので劉備が、


「それじゃ帰ってお昼食べてきます」


と、言って簡雍に話すと、


「俺も帰ってお昼食ってくるよ。その後は…まあ適当に、って感じかな?」


と、言って答えたので劉備が、


「そうですね。それじゃまた」


と、言って自身の家に向かっていったのである。

これに簡雍も、


「おう、それじゃまた」


と、言って答えてこちらも自身の家に向かっていったのであった。

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