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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第二十九話

簡雍と別れた劉備は真っ直ぐ家に帰り、そのまま家に帰り家の中に入ると母に、


「母上、ただいま帰りました!」


と、言って母に帰宅の挨拶を行うとそのまま母がいるであろう台所に向かったのである。

そんな劉備に母が、


「あ、お帰りなさい玄徳」


と、言って台所から顔を出すと劉備に、


「…今度は戻らないで大丈夫なのよね?」


と、言って確認を行ったのである。

これに劉備は、


「あ、今度は大丈夫です。ちゃんと全部持って帰ってきましたから」


と、言ってもう戻らなくても大丈夫だと母に伝えたのであった。

これを聞いた母は、


「それじゃ朝食作りを始めましょうか。…手伝ってくれるかしら、玄徳?」


と、言って劉備に尋ねたのである。

これに劉備は、


「はい!わかりました!お手伝いします!」


と、元気良く言って母の手伝いを行うと宣言したのであった。

これに母は、


「…ありがとうね、玄徳。それじゃ早速作っていきましょう」


と、言って劉備と一緒に朝食作りを始めたのである。

それから二人は約一時間で朝食を作り終えるとすぐに食べ始めていったのである。

そうして朝食を食べ終えた劉備は昨日夕方の約束通りにまだ発火器を渡せていない村人達に発火器を渡す為に昨日村人達に発火器を配っていた場所に向かったのであった。

そうしてその場所に劉備が到着した時にはすでに大勢の村人達が集まってきており、これに劉備は、


「うわ、もうこんなに集まってきてるんだ。こんな状況ならさっき作ってた物から早く渡していかないと…」


と、言いながら昨日と同じ場所に座ると村人達に、


「皆さんお待たせしました!それでは昨日の続きの人から発火器を配っていくのでそのまま並んでいて下さいねー!」


と、言って今日の発火器配りを始めたのである。

そうして発火器配りを始めた劉備はしばらくして、


(これは予想していた以上に忙しい…。用意していた発火器も少なくなってきた…。これは…朝会った時に簡雍さんに援軍を頼んでおいた方が良かったかもしれないな…)


と、考えて朝の段階で簡雍に援軍を頼んでおかなかった事を後悔したのであった。

その後も発火器を配り続けた劉備であったが事前に作っていた発火器がついに無くなったところで劉備は、


(ついに無くなっちゃったか…。ここからは昨日と同じように作りながら渡していくしかないな…)


と、思っていたところに簡雍が、


「おーい玄ちゃん、俺も手伝うよ!」


と、言いながら駆け付けてきたのである。

これに劉備は、


「え!?憲兄ちゃん!?」


と、言って驚きながら駆け寄ってくる簡雍を見たのであった。

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