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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第十五話

ストックが無くなりました…。

今日から一日一話投稿になります…。

余裕が出来ればまた一日二話投稿にしたいと思っています。

家に帰った劉備は母から、


「それじゃあ夕食を作り始めていくわね、玄徳?」


と、言って夕食を作り始めていったのである。

そんな母に劉備は、


「母上、今朝は手伝えなかったから夕食作りは私にも手伝わせて下さい!」


と、言って母の手伝いをすると宣言したのである。

こんな劉備に母は、


「…え?いいの?今日は疲れてるんじゃない?休んでても大丈夫なのよ?」


と、言って劉備の体調を気にして休むように言ったのだが劉備は、


「心配ありません、母上。私はまだまだ元気ですから!」


と、言ってまだ動けるだけの体力は残っていると母にアピールしたのである。

これに母は、


「…そう?…それならお願いしてもいい?」


と、言って劉備に夕食作りの手伝いを頼んだのであった。

こうして劉備は夕食作りを行う母を手伝って一緒に夕食を作り、出来上がった夕食も一緒に食べると劉備は、


「母上、後片付けの手伝いもしましょうか?」


と、言って母に尋ねたのである。

これに母は、


「…ええ、いいの…?本当に大丈夫なの…?」


と、言って尋ねてきたのだが劉備は、


「大丈夫です!だから手伝わせて下さい!」


と、言って後片付けも手伝うと話して一歩も退かなかったのである。

こんな劉備だった為に母は、


「…仕方無いわね、私は玄徳にあまり無茶な事はさせたくないんだけどねぇ…」


と、言うと続けて、


「…わかった、それじゃ後片付けも手伝ってちょうだい。ただし少しでも疲れたと思ったらすぐに休む事。いいわね?」


と、言って劉備に無茶をしない範囲で夕食の後片付けを手伝うように頼んだのであった。

これに劉備は、


「わかってますよ、母上。それじゃ後片付けを始めていきますね?」


と、言うと食器を台所に持っていったのである。

この様子を見ていた母は、


「…本当に大丈夫かしら…。あの子まだ四歳よね…?体力持つのかしら…?」


と、言って首を傾げたのである。

そんな母の不安をよそに劉備は、


「これを運んで、次はこれを運んで、今度はそっちを運んで…」


と、言いながら次々と食器を運んでいったのである。

こうして使い終わった食器を全て運び終わった劉備は母に、


「母上、全部運び終わりました!」


と、言って報告すると続けて、


「それで母上、眠くなってきたのでそろそろ寝ようと思うのですがいいですか?」


と、言って尋ねたのであった。

これに母は、


「ああ、そうなのね!それじゃすぐに寝なさい?」


と、言うとすぐに劉備を寝室に連れていったのである。

そして劉備に、


「今日は疲れたでしょうからしっかり休みなさい。おやすみ、玄徳…」


と、言って劉備を寝かせると食器洗いをする為に寝室から出ていくのであった。

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