表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

128/353

幼少期 第百二十六話

劉備の声掛けに簡雍は、


「話したい事?俺に?」


こう言って反応すると一歩後退りをしていった。

そんな簡雍に劉備は、


「そんなに怯えなくても大丈夫だよ、憲兄ちゃん。ただこの水場での作業が終わったらお昼にしようか、って聞いていこうと思っただけだから」


こう言って簡雍の言葉に返答した劉備は続けて簡雍に、


「それでどうする?ここでの作業が終わったらお昼にする?それともお昼にするのはもう少しあとにする?憲兄ちゃんが決めていいよ」


そのように話してお昼にするかどうかを簡雍に決めてもらう事にしていった。

これに簡雍は、


「本当に俺が決めていいなら、ここの作業が終わったところでお昼にしていいと思う。キリも良いしな。この答えになるんだけど、これでいいかい、玄ちゃん?」


こう答えて劉備の返答を待つ。

そして劉備は、


「それが憲兄ちゃんの答えならそれで大丈夫だよ。私もキリの良いところで終わりにした方が良いかなって思ってたし」


こう言って簡雍に返答すると続けて、


「それじゃあ私と憲兄ちゃんの答えが一緒だったから、ここの水場の濾過装置の調子を見たらお昼にしましょう。みんな良いわね?」


このように話して子供達にも尋ねていく。

この劉備と簡雍の考えを聞かされた子供達は、


「うん、わかった。この水場の作業が終わったらお昼だね」


「それなら早く様子を見て作業を終わらせようよ?そうしたらお昼なんでしょ?」


「じゃあ私、濾過装置に水を入れていくね?」


このような反応を見せて全員がこの水場の作業が終わったところでの午前のランニングと濾過装置の確認作業の終了を受け入れていく。

そうして濾過装置から濾過されたきれいな水が出てくるところを確認した劉備に簡雍、そして子供達は、


「これでこの水場での作業も終わり!さっきも言ったけどこれでお昼にします。お昼が終わったらまたここに集まって、ここから長距離走とそれぞれの水場の濾過装置の確認作業をやっていきたいと思います。みんな良いかな?」


「俺は提案した人間だからな、もちろんいいぜ」


「うん、僕達も大丈夫だよ」


「俺も俺も!」


「私も大丈夫!」


そう言って全員が午前のランニングと作業を終わりにする事を受け入れたので劉備は、


「それじゃあこれで一度解散にします。みんな、また後でね?」


そう話すとすぐに自身の家に向けて駆け足で帰っていった。

この様子を見ていた簡雍と子供達も、


「じゃあ俺も帰るぜ。また後でな!」


「うん、また後で!」


「また後で!」


そのように挨拶を行ってそれぞれの家に帰っていった。

閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ