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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第百十話

作業現場にいた全員に解散宣言を出した劉備は自身もすぐに家に帰る事に決め、決めた通りにすぐ家に帰ると待っていた母に、


「お待たせしました。ただいま帰ってきました、母上」


と、言って挨拶をして家に入っていったのである。

この劉備の帰宅の挨拶を受けた母は、


「…おかえりなさい、玄徳。今日は少し遅くなったのね?」


と、言って少し怒り気味に劉備に尋ねたのであった。

この母の言葉を聞いた劉備は、


「…申し訳ありません母上。今日で全ての作業を終わらせるんだと思って作業していたら遅くなってしまいました…」


と、言って母に謝っていったのである。

この劉備の謝罪の言葉を聞いた母は、


「…なるほど、今日で作業を終わらせる為に、ね…。それなら明日からは遅く帰ってくる事は無くなるのかしら?」


と、言って劉備に尋ねてきたのであった。

この母の質問に劉備は、


「はい、それは間違いありません。今のところ兄上から新しい天の国の技術は教えてもらっていませんから。ですから新しい作業は増えませんから」


と、言って母に答えていったのである。

この劉備の返答を聞いた母は、


「…わかりました。そういう事なら今日は遅く帰ってきた事も許しましょう」


と、言って劉備に話した後で続けて劉備に笑顔を向けながら、


「それじゃ食卓に行きましょう。もう夕食作りは終わってるからいつでも食べられる状態になってるからね?」


と、言って劉備に夕食を食べようと話し掛けてきたのであった。

この母の言葉に劉備は、


「わかりました、行きましょう、母上。…ちなみに夕食には何が出ますか?」


と、言って答えて食卓に向かいながら母に今日の夕食のメニューについて尋ねてみたのである。

これに母は、


「うふふ、秘密よ?その方が玄徳も考える楽しみが出来るでしょ?」


と、言って悪戯っぽい笑顔を劉備に見せながら話したのであった。

こんなやり取りをしながら食卓についた劉備と母は今日お互いがやった仕事や作業の話題、明日からは時間が出来る予定だけど何かやりたい事、やってほしい事はないかという話題、さらには他に何か食べない物は無いか等の話題と共に夕食を食べていき、この日の夕食の後片付けは、


「…今日は久しぶりに後片付けを手伝わせてもらいますよ、母上?」


と、言って劉備が宣言した為に久しぶりに親子二人で行っていき、その後片付けが終わったところで母が劉備に、


「それじゃそろそろ寝ましょうか?」


と、言って掛けてきた言葉に劉備が、


「はい、母上」


と、言って答えて二人仲良く寝室に向かい、この日は二人揃って就寝していったのである。

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