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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第九話

PV数1000突破!

皆様ありがとうございます!

話に入ってきた簡雍に劉備は、


「昨日と言うか今日の朝と言うか、夢の中に兄上が出てきて教えてくれたんです。火起こしが簡単に出来るようになる道具の作り方使い方、それに水を綺麗にする道具の作り方とその使い方を。それでさっき火起こしを簡単に出来る道具を作って使ってみたんです」


と、言って簡雍に話したのである。

これに簡雍は、


「…玄徳のやつが?そんなもんを?…冗談だろ?」


と、言って劉備の言葉を疑ったのだが、劉備はこれに、


「それじゃやってみますね。これが発火器、火起こしが簡単に出来る道具です」


と、言って簡雍に発火器を見せたのである。

そして劉備は続けて、


「それじゃ火起こしをやってみますね。…えいっ!」


と、言って発火器を使い火起こしを行ったのである。

するとこの光景を見た簡雍は、


「…はぁ!?嘘だろ!?あっという間に火が着いたぞ!?」


と、叫んで驚愕したのであった。

これに劉備は、


「憲兄ちゃん、母上と同じような反応するね。どう?これが兄上が夢の中で教えてくれた道具の一つ、発火器だよ?」


と、言って簡雍に話したのである。

これに簡雍は、


「…玄ちゃん、こりゃまたとんでもねぇ道具を教えてもらったな?こりゃ大儲けが出来るぞ?」


と、言って劉備に話したのだが、劉備はこの言葉に、


「作り方も使い方も簡単だからすぐに広まると思うよ?そうなると売れなくなるよ?」


と、言って簡雍の言葉に反論していったのである。

この言葉を聞いた簡雍は、


「…あ、そ…。…ちっ、せっかく良い儲け話が見つかったと思ったのに…」


と、言って残念がったのだが、劉備は、


「…憲兄ちゃん、そろそろ水を綺麗にする道具の話にいって良い?」


と、言って尋ねたのであった。

これに簡雍は、


「…え?あ、ああ、悪い、どうぞ、話しちゃって?」


と、言って劉備に話を先に進めて良いと言ったのである。

これを聞いた劉備は、


「それでは水を綺麗にする道具、濾過装置を完成させていきます。母上、あの竹を渡してくれますか?」


と、言って母に話し掛けたのである。

これに母も、


「わかったわ。これよね?」


と、言って劉備に濾過装置を作っている途中の竹を劉備に渡したのであった。

これを受け取った劉備はこの竹に、


「後はこれに持ってきた砂を入れて、後は布を一番上に置いて…よし、これで濾過装置そのものは完成しました。後はこれに水を入れて…てその前に?」


と、言って持ってきた砂を入れて最後に布を置いて濾過装置を作り上げると簡雍に、


「あ、憲兄ちゃん、ちょっと濾過装置を持っていてくれますか?」


と、言って濾過装置を渡すと簡雍が、


「…え?ちょっと玄ちゃん?」


と、言って狼狽えるのを無視して、


「…あ、やっぱり底に穴あけるのを忘れてた。ごめん憲兄ちゃん、ちょっとそのまま持ってて!」


と、言うと自分達の家に走っていったのである。

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