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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第百五話

少年に手を引かれながら歩いていく劉備は、


(…もしかしてこの子…私の事が好きなのか…?)


と、頭の中で言って少年からの自身への好意をなんとなく感じとったところで目的地の家に到着した為に、


「あ、到着したね。それじゃちょっと中に入らせてもらおうか?」


と、少年に話し掛け、続けて少年に、


「ごめんね、扉を開けないといけないから手を離してくれるかな?」


と、言って手を離すようにお願いしていったのである。

これに少年は、


「…え、あ、ごめん。…はい」


と、言って劉備に対して軽く謝った後で劉備のお願いを聞いて手を離したのであった。

こうして少年から手を離してもらった劉備は、


「ありがとうね?それじゃお邪魔させてもらおうか?」


と、言って少年に感謝の言葉を伝えるとそのまま家の扉に手をかけると、


「すいません、失礼します」


と、言って扉を開けると家の中に入っていったのである。

そうして家の中に入った劉備と少年は、


「「ごめん下さーい!誰かいますかー?」」


と、言って家の中に人がいないか大声で呼び掛けてみたのであった。

この二人の問い掛けにこの家の住人が、


「…はいはい、ちょっと待ってくれよ?」


と、言いながら家の奥から玄関まで出てきて劉備と少年の二人に、


「やあ二人共、何か用かい?…と言うか李良の事かい?」


と、言って今日の来訪の目的について尋ねてきたのである。

これに劉備は、


「はい、そうです。李良さんはどうしましたか?」


と、言って住人に李良の事を尋ねたのであった。

この劉備の質問に住人は、


「李良なら壺を持って次の水場に行くって言ってたよ。多分もう水場に到着して次の作業でもしてるんじゃないかな?」


と、言って李良が何をしてどこに行ったかを劉備達に話して教えてくれたのである。

この住人の話を聞いた劉備は、


「そうですか、ありがとうございます。それじゃあ李良さんの後を追いかけさせてもらいますね?」


と、言って住人に感謝の言葉を伝えて家を出ていこうとしたのであった。

これに住人が、


「ああ、早く行ってやりな。他にも色々としなくちゃいけない作業ぐあるんだろ?」


と、言って劉備と少年に早く李良の後を追いかけてやれと話してきたのである。

この住人の声を受けて劉備が、


「わかりました、それじゃあ失礼します。ありがとうございました」


と、言って住人に感謝の言葉を伝えた後で少年に、


「…さ、行こうか?李良さんが待ってるだろうからね?」


と、言って少年に話し掛けて家を出ていったのであった。

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