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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第百四話

「それじゃ次は泥水を入れて濾過が出来るかを確かめていきます」


濾過装置に必要な材料の全てを壺に入れたを劉備がそのように李良と少年に話したのであった。

この劉備の言葉に李良は、


「ああ、頼む」


と、言って全てを劉備に任せ、少年の方は、


「うん、玄ちゃんお願い」


と、言ってこちらも劉備に全てを任せていったのである。

こうして李良と少年の二人から全面的に任された劉備は、


「了解しました」


と、言って李良と少年に答えた後で、


「それじゃあ泥水を入れていきますね?」


と、言って濾過装置に泥水を入れていったのである。

そうしていつも通り水が出てくるのを待っていると李良が、


「…この間に俺は次の壺を貰いに行ってこようか?」


と、言って劉備に尋ねてきたのであった。

この李良の提案に劉備は、


「…確かに全員がこのままここにいてもやる事が無いですからねぇ…。…そうですね、お願いします、李良さん」


と、言って李良に先に壺を貰いに行ってもらう事にしたのである。

この劉備のお願いに李良は、


「わかった、任せておいてくれ」


と、言って劉備に答えた後で、


「それじゃ行ってくる。坊主、玄ちゃんの事は頼んだぞ?」


と、言って次の壺を貰いにこの水場から離れていったのである。

そうして李良に劉備の事を任された少年は離れていく李良に、


「わかった、玄ちゃんの事は任せておいて!」


と、言って伝えると今度は劉備に、


「そういう事だから安心してね、玄ちゃん!」


と、言って力強く自分の胸を叩いたのであった。

これに劉備は、


(…な~んか変な言葉の捉え方をしたような気がするんだけど…。大丈夫かな、これ…?)


と、考えながら少年を見つめたのであるが、その考えは一切口に出さずに、


「うん、ありがとう。よろしくお願いするね?」


と、言って少年に話し掛けていったのである。

これに少年は、


「うん!任せておいて、玄ちゃん!」


と、言って力強く劉備に答えたのであった。

これに劉備は、


「うん、お願いするね?」


と、言って少年の言葉に返事をしていったのである。

そうやって二人が話していると濾過装置から濾過された水が出てきたので劉備は、


「お、終わったね。これでここも完成したし、とりあえず李良さんが壺を貰いに行った家に行って、その後で次の水場に行ってみよう」


と、言って少年にこれからの予定を説明したのであった。

この説明を聞いた少年は、


「うん、わかった。それじゃ玄ちゃん、早く行こう?」


と、言って劉備の手を握ると李良が向かった家に向けて歩き始めたのである。

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